私の声、君の歌声-3-

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食べ終わるのが怖いからゆっくり食べてたら


「お前早く食えよ」

って口に突っ込んでくる京本くん



無理やり詰め込まれたビッグマックを必死に噛んで飲み込んだところで



「さぁAちゃん、どこから話してもらおうかなぁ〜？」

ってニコニコのじゅったん



「まず、なんで制服なの？」

「…今日期末テストやった」

「それで、数学できなくて落ち込んでるらしいよこの女の子」

「いや、Aのできないってできるやつでしょ？」

「いや、なんか今回はガチらしいよ」

ほら、いいなあの事ってほっくん



「…今回赤点取ったら留年なのわたし」

「「は？！」」

って店内に響き渡るじゅったんと京本くんの声


「まってAって馬鹿だったっけ？」

「出席日数足りなくって…。」

「あー、ね」





「で、なぜ学校を休んでいたのかは？」

「それ、俺も聞けてない」

「あ、じゃあ飛ばそうこの質問」




ってわたしが言うのを待って聞いてこないじゅったん




「なんで金髪にしたの？」

「なんか、自分変えたくて美容院いったら金髪なった」

「めちゃくちゃ似合ってるよ」


ってじゅったん



「はい、次は。どこに行ってたの？また大阪？」

「ううん」

「どこ？」

「うーん…、」

「あ、これも聞けない感じ？」

「うん、俺も聞けてない」

「…。」

「謎多い女の方が燃えるからいいよ、気にしないでA♡」





でも、いいかなって思って言っちゃった


「ニューヨーク、行ってた」



「「「え？！」」


ってまた響き渡る3人の声

「え、ずっと？」

「うん、20日に帰ってきた」

「え、まってじゅったん頭追いつかない」


ってパニックになってるじゅったん


「…だからお前、俺が電話した時不機嫌だったんだ」

「え、京本、どう言う事？」

「夕方の4時に電話かけたらこいつ、今何時だと思ってんの？眠いって言って、超不機嫌で電話出た」

「あれ、ニューヨークって時差何時間？」

「‥13時間。」

「じゃあ京本が電話かけた時、A夜中の3時な」

「それは眠いねぇ」


ってじゅったん


「なんでニューヨーク？」

「…、まぁ、いろいろ」

「はい、ここから先は事務所NGです〜」

ってほっくん



「まぁとりあえず、お前元気そうでよかったわ」








「そうだよA、きょもね、ずっと心配してたんだから」

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