私の声、君の歌声-3-

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そのあとLINEとインスタ交換して

13時に寮の下で集合






いざ出発！ってなると、平野くん本当に英語できないみたいで、めめを思い出した




でも平野くん、現地の人にも人の良さが伝わるのか、すぐ仲良くなってる




すごいなぁ、わたしにはできないって思いながらタイムズスクエアを目指す






「あ、Aちゃん、あそこだよ！！！」


うわぁー！！！！！タイムズスクエアー！！！！！


って走りながら叫ぶ平野くん


「ねぇAちゃんやばいやばい！！」

って写真撮ってる平野くんの姿をとりあえずわたしも写真撮る




「うわぁニューヨークだ」

「ね、ニューヨーク感半端ない」


寮から歩いて行ける距離だから、また来れるねって話をしていたら


「ねぇAちゃん、夜のタイムズスクエアも見たい！」

「あ、見たいかも」


そう言って近くで時間を潰して夜まで待つことにした




夜って言っても、夏のニューヨークは8時まで陽が落ちないから、結構待つ




その間、道でパントマイムやってる人とか、路上ライブしてるミュージシャンみたり


無料の美術館で絵を見たり




「うわぁなんだか踊りたくなって来た」

ってソワソワする平野くん

「ね、わたしもなんか歌いたくなって来た」


先生がニューヨークに行けって言ったことには、理由があるって気づいた




だって、歌が、メロディーが、歌詞が


どんどん湧いてくる






って、あれ

「え、平野くん？」


え、ニューヨークで離れるのはきつい！って思ってたら

近くの人だかりの中心にいる平野くんを発見



近くで踊ってたダンサーに混じって踊ってる



現地の人も「あの日本人やるなぁ！」って大盛り上がり



わたしも平野くんのダンスに目を奪われちゃって、動画を撮りながら魅了されてた





「Aちゃん！ニューヨーク楽しい！！」


そういってダンスを楽しんだ平野くん




「平野くん、踊り上手だね」


「そう言われると嬉しい〜」

「Aちゃんの歌も今度聞かせてね」


「今度ね」



そう言って私たちはニューヨーク満喫して、夜になるのを待った








陽が落ちて、辺りが暗くなったのでまたタイムズスクエアへ






「夜も夜で綺麗だね」

「ね、また違う街に見えるよ」



そう言って写真に収める




「よし、帰ろっかAちゃん」

「うん」



そういって大満足な私たちは寮へと帰る

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