私の声、君の歌声＋α

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とりあえず車で迎えに行くね？

ってA





しかも俺たちのことも送ってくれるらしい。
まぁ明日月曜で仕事だしな。


そろそろ解散するか。


時計を見ると1時で、長いこと喋ってたらしい俺たちも。




30分後


「うわ、みんな顔真っ赤だよ」

ってA


お前のせいだわ。って心で呟く


理沙子は岩本くんが抱えて、俺が京本を支えながら車に乗り込む



助手席に京本、後ろに俺とこーち、その後ろに理沙子と岩本くん



理沙子の家について、部屋まで送ると、狭いけど一つ後ろの席に岩本くんが移動してきた


照「Aちゃん、結婚だね」

って笑顔でぶっ込んでくる岩本くん

「ね、実感湧かないや」

って、ヘラって笑うA

北「京本とはどう？」

って俺もドキドキしながら聞いてみる

「どう？ってなにが？」

高「6年も付き合ってて、倦怠期とかないの？」

「あー、それはないかも」


バックミラー越しにAが笑顔で答える様子が分かる

照「喧嘩とかすんの？？」

「するよ！きいてよ！」


ってAが少しムッとした顔で言う


「この前ね？大我がわたしのアイス食べたの勝手に！残してたやつ。だからね？夜買いに行ったの」

照「うん」

「大我のシャワー中に買いに行ったのね？そしたら、家に帰ったら怒られたの」

高「なんで？」

「夜遅いのに1人で出歩くんじゃねぇよって」

北「お」

「でも大我が食べたんじゃん！って言ったら、それとこれは別って。」

照「夜遅かったの？」

「12時すぎかな」

北「それはアウトだわ」

「えぇ？なんで〜」

ってムムムって顔A

とりあえず、夜遅くに1人は辞めろって俺らからも釘を刺す





高「大我に不満とかないの？」

って確信をつくコーチ

「不満？ん〜…」

って考え込むA

それを生唾を飲み込んで待つ俺ら


「ない」

って、笑顔で言い切るA

照「あるでしょ？言いな！」

「えぇ？ないよ」

北「遠慮すんなよ！」

「ないってば！」


って、謎の言い合い


高「大我忙しいじゃん、営業」

「うん」

高「寂しくなんないの？」

「ん〜？なんないよ、晩ご飯には帰ってきてくれるもん」

たまに飲み会で帰ってこないけどってA

照「休日も仕事入るじゃん大我」

って、岩本くん。俺までドキドキしてきた

「うん、だから旅行とか全然行けないんだよね」

照「…、嫌じゃないの？」

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