八十二話 ページ34
雨宮side
雨「ねー安吾くん。
何で職場体験に、武装探偵社とポートマフィアがあるの？」
今は、電話nowです。
安「いえ、貴方もずっと仕事ですし、其に、USJの事件がありましたし、本来の入院期間を大幅にカットしているので。
息抜きがあった方がいいかと。
其に、依頼内容は学校内ですからね。
武装探偵社に取り敢えず決めたら、ポートマフィア首領が、『うちにも来てほしい！』と言われた見たいで、あっさり上司がOKして。
何方を選んでも構いませんよ。」
雨「お気遣いどうも。
じゃ、其れ丈だから。」
安「はい。では、また。」
特務課は何時からそんなに緩くなったんだ。
昼食は食べなかった。
硬化くんに誘われたが、食べる気になれなかった。
探偵社の話を久しぶりにして、其の後に食べたりしたら、全部戻す気がしたから。
勿体無いし。
と言うことで、また断り、今日は面倒な事に、日直とやらをやることになっている。
日誌を書いて、鍵を閉めなければいけないらしい。
先程迄、数人残っていた為、電話をしていたが、もう残っては居なかった。
不意に、校門の方を見ると、其処には砂色の外套を来た男が立っていた。
まさか。
間違いなかった。
其は、太宰くんだった。
相「雨宮。さっさと帰れ。
おい、どうした？」
何で、此処に。
まさか、体育祭で見たのか。
そりゃあ、話題になるか。
でも。
もしかして、住所も割れてたりするのか。
そうしたら、もう、逃げられなくなる。
相「おい！！
雨宮！」
抹消先生の声がした。
其を気に止める余裕すら、無かった。
急に、吐き気が込み上げる。
走って、トイレに向かった。
今日も、朝食べて居なかったので吐き出すのは胃液ばかり。
息苦しい。
何故。
頼むから、関わらないでほしかった。
逢いたくなかった。
見たくなかった。
あの日、あの時の声が、感覚が呼び起こされる。
太宰くんは、体育祭で優勝し、普通に過ごしている私に怒っているんだ。
附子美那を刺した事になっている、私がそうなっていたから。
探偵社でも、雄英高校の体育祭は毎年見ていた。
だから。
だから、此処迄来たのだ。
頼むから。
頼むから、此以上、関わらないで呉。
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年4月4日 20時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
みさき - とても面白い作品ですが、97話ではなく95話になってますよ (2019年4月4日 19時) (レス) id: 2b00ce2615 (このIDを非表示/違反報告)
厘 - 今見て気付いたンですが殿堂入りおめでとうございます！私より作者様の方が神様なんじゃ…？これからもこの素晴らしい作品を読ませて頂きますね！頑張ってください！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: d2eb824a47 (このIDを非表示/違反報告)
梶井さんが好きな岩野泡鳴(プロフ) - 絶対切島くん顔ぱぁぁぁってさせるよね、犬だよね、もう犬だよね (2019年4月2日 20時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 応援、ありがとうございます！こんな駄作者の心配なんぞしてくださって………神様ですか！？本当にありがとうございます！此からも、何卒、よろしくお願いします！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年3月23日 14時
