七十九話 ページ31
雨宮side
相「此を踏まえ、指名の有無関係なく、所謂職場体験に行って貰う。
お前らは、一足先に体験しちまったが、プロの活動を実際に体験して、実りある訓練をしようってこった。」
私、行かなくてよくないか？
麗「俄然楽しみになって来たぁ！！！！！」
相「まぁ、仮ではあるが、適当なもん……………」
ミ「付けたら地獄を見ちゃうよ！
此のときの名が！！
世に認知され、そのままプロ名になっている人多いからね！！」
全「「「ミッドナイト！！！」」」
相変わらず、濃い服来てるな。あの人。
色んな意味で、大丈夫？
相「まぁ、そう言うことだ。
その辺のセンスを、ミッドナイトさんに査定して貰う。
俺にはそう言うの出来ん。」
でしょうね。
きっとそうでしょうね
相「自分がどうなるのか、名をつける事で、イメージが固まり、其処に近付いていく。
其が、『名は体を表す』ってことだ。
¨オールマイト¨とかな。」
面倒くせぇ。
そんなもんのアイディアなんて無い。
相「雨宮。
お前は一寸話が或。来い。」
更に面倒くせぇ。
廊下に出た。
眠い。
相「無理にとは言わんが、もう少し、他の人間と会話をしろ。
政府が依頼した護衛人の前に、お前は１生徒。
此処に入学したんだから其ぐらいはやってくれ。
切島とか、そこら辺の奴等とかな。
最近、よく話してるだろ。」
雨「あっちが話しかけるだけです。」
今の、私に、誰かと仲良くしろ、だなんて無理だ。
どんな人の手も、あの日と重なる。
彼奴の声と、仕草が思い出される。
人といることが、生きることが、苦痛でしか無い。
相「無理にとは言わん。
後、一人暮らしとは言え、痩せすぎだ。もっと食え。
ついでに、切島たちと昼飯食え。
面倒だろうが、生徒といる方が護衛もしやすいだろう。
信頼されなきゃやりにくいもんだろ、護衛は。
何かあったら聞いてやる。」
心底、面倒だ。
只、抹消先生の声は妙に落ち着く。
逆らう気になれなくなる。
何故なのか。
其にそちらの方が確かに、最適解だ。
護衛をする分には。
でも、出来ることならば関わりたくないし、会いたくもない。
抹消先生の言うことは最もだ。
でも。
人と関わるのが、怖い。
私は、闇で過ごさなければならないのに。
光にいてはならない異物なのに。
＿＿＿＿＿＿私は、生きていることが罪なのに。
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ゆい(プロフ) - ありがとうございます！ (2019年4月4日 20時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
みさき - とても面白い作品ですが、97話ではなく95話になってますよ (2019年4月4日 19時) (レス) id: 2b00ce2615 (このIDを非表示/違反報告)
厘 - 今見て気付いたンですが殿堂入りおめでとうございます！私より作者様の方が神様なんじゃ…？これからもこの素晴らしい作品を読ませて頂きますね！頑張ってください！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: d2eb824a47 (このIDを非表示/違反報告)
梶井さんが好きな岩野泡鳴(プロフ) - 絶対切島くん顔ぱぁぁぁってさせるよね、犬だよね、もう犬だよね (2019年4月2日 20時) (レス) id: 6343f47515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 応援、ありがとうございます！こんな駄作者の心配なんぞしてくださって………神様ですか！？本当にありがとうございます！此からも、何卒、よろしくお願いします！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい | 作成日時：2019年3月23日 14時
