桜と君と僕らの嘘 ~secret story~ (ページ4)

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晴れて高校生ページ4

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廉「じゃ、あとでな」

「うんあとでね」

隣の教室に入って行く廉の後ろ姿を見送って

私も一人、教室に一歩入って行く

今日から私は高校生

新しい生活に胸はドキドキ、不安も感じるけれど

いつも私のそばには廉がいてくれるし

また優ちゃんや紫耀、玄樹、勇太が一緒だから心強かった

「ねぇ、あの先輩かっこいいよね」

クラスの女の子たちがそう言って見るのは大抵が優ちゃんや紫耀、玄樹や勇太だったり

「隣のクラスにも超イケメンがいるの！」

廉のことだったりする

もうこれは中学の時からずっと同じ

みんなはどんどんカッコよくなっちゃって

私だって時々眩しく見える程

「うちのクラスの阿部くんもめっちゃカッコよくない？」

「わかるー！この学校イケメン多くてラッキー！」

同じクラスの阿部顕嵐くん

彼もいつも人に囲まれて人気者みたいだった

廉「Aー、紫耀が呼んでるから行くで」

「あ、うん」

廉が教室に来ると女子がザワザワつき始める

「Aちゃんてあのイケメンと知り合いなの？」

「…幼馴染、なの」

いいな～って、羨ましそうな目で見られるのはきっと今だけ

みんなまた離れて行っちゃうのかな

廉「もう友達できたん？よかったな」

「うん、廉は？」

でも、廉やみんながいるから大丈夫だよね？

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