△106「家族のような存在」 ページ44
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私って馬鹿だなぁ、、、
自分でも分かってる。
でも………
歯向かうのが怖い。
嫌われたくない。
父のことがあってから、男の人との距離が近くなるのはとても嫌なことだった。
だけど今はなんだか、母に嫌̀わ̀れ̀た̀、そして捨̀て̀ら̀れ̀た̀過去と重ねてる。
相手は男の人なのに………
脳ではわかっているけど、私の中ではもう
みんな 家̀族̀の̀よ̀う̀な̀存̀在̀ なんだ。
.
左京「なんだ、悩み事か?」
あの後、すぐに至さんの部屋を出て私は談話室で一息ついていた。
「悩みってほどでは………」
左京さんってなんだか安心するな、、、
最初はカントクさんを奪ったライバルだったけど、今では………
左京「茅ヶ崎とのことか。」
左京さんにはなんでもお見通しなんだなぁ………
でも、今はしんみりさせた空気に巻き込みたくなくて
「そうなんです!
演技どうでしたか?ちゃんと彼女演じられてましたか?
私は……」
勢いに任せて言葉を並べていく。
ただ、最後だけは勢いでもなんでもなく本心だった。
「ちゃんと女でしたか?」
.
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きゃらめるみるく(プロフ) - なっちゃんさん» 臣クンの件はすぐに修正させて頂きました!!感想、ご指摘、応援の言葉まで、、、本当にありがとうございます! (2017年4月30日 8時) (レス) id: c20bb74c80 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - すごく面白いです! ただ太一くんは臣くんのことを「臣クン」と呼んでいたような・・・ これからも頑張ってください! (2017年4月30日 6時) (レス) id: e03921e1e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃらめるみるく | 作成日時:2017年4月25日 21時