【A3!】光の指す方へ第２幕 (ページ35)

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△７７「眠気をそそる部屋」ページ35

△７７

晩御飯もお風呂も入って、もうみんな寝始めた頃………

「ねぇ、一緒に寝てもいい？」

そうやって私の部屋を訪ねてきたのは密さん。

マシュマロを抱えて、少しイラついた様子だった。

密「アリスがうるさくて眠れない。」

そういう姿は、年上だけど少し可愛いと思ってしまう。

「それならボクもいいかな？」

この落ち着いた声の持ち主は………

「東さん？」

東「いつも寝る時には隣に誰かがいたからかな？
たまに寂しくなるんだ。」

東さんにもそんな日があるんだ……

密「じゃあ、東の部屋で寝よう。
あそこはいい匂いだし、なんか落ち着く。」

東「それは凄く嬉しいね。
添い寝屋として頑張らせてもらうから………ね？」

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付いてきてしまった………

「失礼します～～」

密さんの言うように、入った瞬間からアロマのようないい香りが部屋中を漂う。

「早速、眠くなってきちゃいました………」

香りはもちろん、室内温度や東さんの声、そしてお部屋の家具までもが、眠気をそそっているような気がする………

東「添い寝屋いらずは少し寂しいな………」

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