三十四 ページ38
抵抗軍、…どうしたらいいのだろう
行っても大丈夫なのだろうか
一般市民なんですが、
と考えているうちに気づけば港まで来ていて。
流石に海を渡るのは鎖国中なので僕は行かなかった
けど…………
だけど目を覚ました楓原のなんとまぁ、あの駄々をこね様。
___
万「ん…、…？」
『…起きた？』
ゴローさんが楓原をおんぶして運ぶ。
だが僕からは手を離さないので僕も引っ張られる様にして進む
ゴ「万葉！大丈夫か、！、」
心配そうゴローさんは楓原を優しく下ろす
楓原はそんなゴローさんに深く感謝を述べ、僕を人気のないところへと連れて行く
控えめに言って恐怖である。そう、控えめに言って。
万「A、…A………」
『な、なに』
万「夢、でござろうか、…拙者の大好きなAが目の前にいる、」
『…はぁ？』
万「A、どこにもいくな、拙者を、拙者だけを見て、くれ…」
寝起きで頭が回っていないのだろうか
相当頭がおかしい(辛辣)
『夢じゃないけど』
そう言い楓原のおでこにデコピンをすれば「ぁでっ」と声を上げる
目をぱちくりとさせ、僕を凝視する
………やっぱり見つめられるのは嫌い
万「〜〜っ！！Aっ、！」
嬉しそうに頬を紅潮させ、眉を下げる楓原
痛いくらいに抱きしめられるのをぎこちなく受け入れる
そんな僕を見兼ねた楓原は驚きの声をあげる
万「な、なんっ…！？拒まないのでござるか、…？」
……………ぷつ、と何かが切れる
まさか記憶がないのか？その、…、…僕たちが恋仲、になったことを
『、お、憶えてない、訳？』
万「な、なにをでござるか…？ま、まさか………」
『…？』
万「遂にAに手を出しっ…いたっ、！」
思わず叩いてしまった。
本当に覚えていないのか？だったら相当腹が立つものだが
万「…微かな記憶ではあるのだが…、その…」
『恋仲、…だけど』
焦ったくてそう思い切れば大きく目を見開いて仰反る楓原
万「っ、〜！A、！A、遂に…っ」
『っな、や、やめろ！誰かに見つかったらどうするんだ！』
う、うれしいでござる、とあまりにも泣きそうな顔で抱きついてくる。
早く戻るぞ！と言って船の方へと戻れば帰るな帰るなと駄々を捏ね始めた。めんどくさい。
周りの人ももはやドン引き。
1人、眼帯？をしたお姉さんが僕達の元へとズカズカ歩み寄ってきた。
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河井 - ぷんさん» 嬉しさ満開！いい言葉ですね！！楓原万葉…罪な男です。ただし私が書くものはどうしてもネタ寄りにまでなってしまうので…真面目な万葉も頑張って書いていきたいと思います…！こちらこそありがとうございます！ (2023年1月9日 0時) (
レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
ぷん - ひゃー！！！！推しのBLだぁぁぁ！！！！！嬉しさ満開！！！なかなかないから本当に嬉しいですありがとうございます泣 (2023年1月8日 14時) (レス) @page9 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
河井 - 夜叉さん» わひゃー！！！嬉しいですありがとうございます…… (2023年1月6日 16時) (レス) id: 8a7a723f92 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉(プロフ) - 神作を見つけてしまったありがとうございます推しが尊い（殴 (2023年1月6日 16時) (レス) @page4 id: 0a276b4c2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：河井 | 作成日時：2023年1月6日 11時
