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｢ほんとにすみませんでした…｣
｢いや、もうほんと謝る必要ないですってば｣
帰り道お昼のクレームの電話の件をひたすら謝っていると困ったような声が返ってくる。
でも、自分が情けなくて口から出てくるのは謝罪の言葉ばかりだった。
｢怒鳴られたら混乱しちゃって…普段出来ることまでできなくなっちゃって…｣
｢突然怒鳴られたら誰でもそうなりますって、俺はあの人が要注意人物だってことを知ってたから対応出来ただけですし｣
あの人はミンソクさんの言う通り要注意人物だった。
粗探しをするのが趣味なんじゃないかと思うくらい何かと文句を言う人らしい。
｢今回は本当にあっちの飲み間違いだったしなんか俺あの人にわりと気に入られてるみたいなんで｣
｢え、お気に入り？｣
｢サッカーが好きらしくて。前に投薬した時にちょうどテレビでやってたから少し話してたら機嫌良くなって最後は笑って帰ってったくらいには｣
だからミンソクさんが名乗った後は少し落ち着いていたのだろうか。
私も好印象を持ってもらえるように頑張らないといけないな。
｢とりあえず今回のことはあんまり気にしない方が良いですよ。あ、そういえば｣
ミンソクさんは何かを思い出したように軽く手を叩いた。
なんだろう、と横を見ると鞄から何かを取り出しているところ。
｢これ、使いません？｣
そう言って私に見せたのは紙。
何かのチケットのようにみえる。
｢これは？｣
｢水族館のチケット。俺は使う相手もいないしAさん誰かと使ってください｣
使う相手、いないの？
あの女の人は？
誰かとって…ベクと使えば良いと思っているんじゃないの？
｢ミンソクさん本当に使う相手いないんですか？誰かしらいるんじゃないですか〜？｣
探るようにそう訪ねてみるとミンソクさんは眉を上げて、それから首を振った。
｢いないですよ？宝の持ち腐れなんで貰ってください｣
どうして？
部屋に何度も呼ぶ程の関係なはずなのに…一緒に出掛けるような関係では無いとかある？
｢でも…せっかく水族館行けるのに譲るの勿体なくないですか？｣
｢いや、まあ行きたくないわけじゃないですけど1人で行くほど好きなわけでも無いし｣
いやだからあの人と一緒に行けばいいじゃないですか！と言うことは流石に出来なかった。
そして半分やけくそで言った言葉。
｢じゃあミンソクさん、これ一緒に行きませんか！｣
案の定、目を丸くしたミンソクさんが私を見ていた。
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K(プロフ) - ソルさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます(;_;)ミンソクさん派も多いのですね！どちらとのハッピーエンドなのか、楽しんで読んでもらえると幸いです(^_^) (2018年5月24日 20時) (
レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - ゆなさん» ベクペンさんなのですね！私なら選べないです、どちらとも幸せになりたいです...笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - きらさん» こんばんは！わー、ミンソクさん派！ベク派が多いと思ってたのでなんだか嬉しいです(>_<)どちらとも幸せになれれば良いのに...と作者なのに悶々としてます笑 (2018年5月24日 20時) (レス) id: 16d69035ac (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - いつも楽しく拝見してます！ミンソクさんとハッピーになってもらいたいなって思いますっ！ (2018年5月20日 23時) (レス) id: 0f050d23ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ベクペンだけど、選べません（笑） (2018年5月20日 4時) (レス) id: 2f6c46c71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2018年3月15日 18時
