Episode of OTORI *5* ページ5
早乙女陽太よろしくね
早乙女陽太今何してるの?
家に帰り、スマホを開けば早速、LINEが来ていた。
Aよろしくね。部屋で寛いでるよ
すぐに既読がつき
早乙女陽太そっか。ゆっくり体休めてね
1分も経たないうちに返事が来て、苦笑いが出る。
その時。
コンコン
部屋をノックされ、私はそのままLINEの画面を閉じた。
・
長太郎「お風呂空いたよ」
お風呂上がりのちょたが部屋に入って来る。
A「あ、うん。ありがとう」
すぐに出ていくかと思いきや、勉強机の椅子に座った。
A「え、何座ってるの」
長太郎「...どうだった?陽太は」
A「え、あ...早乙女君ね...」
そりゃ、友達だもんね...
A「私も友達になったから。
...まだ、付き合うとかは考えられないけど」
するとちょたは黙り込み
長太郎「...そう」
そう言うだけだった。
何だか、いつもと感じが違うちょたに疑問を持ち
A「ちょた?」
と、呼び掛けてみれば
長太郎「...ううん、何でもない」
小さく笑って、立ち上がり
・
私の横を通りすぎる際に
ちょたの大きな手が私の頭に乗り
A「!?」
長太郎「何かあったら、いつでも話聞くから」
そして、そのまま部屋を出ていく。
・
A「...何あれ...」
ちょたの手が乗った頭に自分の手を持っていく。
私よりもはるかに大きい手は、とても温かく、安心出来て
告白され、初めて異性を意識したせいか...
触れられた所が、とても熱く感じた。
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らんなあ - とても面白かったです (2020年4月20日 16時) (レス) id: aab03e3535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†ハヅキ† | 作成日時:2019年4月14日 14時