Episode of OSHITARI *９* ページ19
背中を打ち付け、逃げる間もなく
忍足先輩は距離を詰めてきた。
左手は私の顔の横の壁につき
右手は私の顎を掴み、顔を持ち上げる。
忍足「堪忍な...
俺、独占欲強いねん」
A「へ...」
忍足「Aちゃんが他の男と仲ようやってんの見るの、耐えられんのや」
先輩...？
忍足「この綺麗な髪と...目...白い肌。
そして、口...全て､俺のもんにしたいんや...」
A「！先輩まっt...」
私の戸惑いもお構いなしに
先輩の唇が私のと重なり、私のファーストキスは奪われる。
A「やぁっ...！先輩っ...」
２回目...３回目...
私に何も言わせまいと、何度も繰り返されるキス。
徐々に頭がボーッとしてきて
抵抗しようとする手や、足から力が抜け
私はその場に崩れた。
・
息を乱し、先輩を見上げれば
先輩も私の目線に合わせるようにしゃがむ。
間近に先輩の息を乱す声が鮮明に聞こえ、私の体は熱を帯びる。
忍足「好きやで...全部好きや...」
そのまま抱き締められ、何度も耳元でそう囁かれて。
A「こんな事...許されると思ってるんですかっ...」
抱き締められる腕の中で、私が精一杯の敵意を向ければ
・
忍足「...全部、俺を狂わせるAちゃんが悪いんやで？」
A「っ！？」
スルリと、先輩の手が制服の中に入ってきて
ラインに添って直に肌を撫でられ
A「っあっ...」
初めての感覚に襲われる。
忍足「...今日、親がいないねん。
家に行こうか...」
・
立ち上がった瞬間に、逃げ出すも
テニス部の人に足で勝てるわけもなく呆気なく捕まる。
忍足「...逃がさへんで。
たっぷり愛してあげるわ...」
もう逃げられないと、確信した私は
静かなる狂気に連れ去られるしかなく
帰路から外れ、暗い夜道を歩き出した。
To be continued...？
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らんなあ - とても面白かったです (2020年4月20日 16時) (
レス) id: aab03e3535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：†ハヅキ† | 作成日時：2019年4月14日 14時
