Episode of OSHITARI *1* ページ11
ちょたのテニスの試合を見に行くと
長太郎「A!」
ちょたの声に反応して、他のチームメイトも私の方に振り向いた。
ちょたと一緒になって私に近付いてくるのは決まっている。
日吉「飲み物ないのか、女の鳳」
嫌味たらしい、クラスメイトの日吉君と
向日「お前ら、仲良いよな」
いつも気さくに話し掛けてくれる向日先輩。
そして
・
忍足「相変わらず、綺麗な足しとんなぁ。Aちゃん」
ちょたと同じように物静かで
だけど、相手に心を読ませないポーカーフェイスで
かと思えば
A「...その発言、ちょっと問題があります」
こちらが多少苦い表情を浮かべると
忍足「堪忍な。つい本音が出てもうたわ」
こちらの言いたい事を飲み込ませてしまう程の、美しき艶やかな笑みを浮かべる...忍足先輩。
忍足「俺の試合、これからや。
Aちゃんが見てくれるんなら...勝てる気しかせんわ」
A「...頑張ってください」
忍足「勝ったら、何か褒美くれるか?」
A「...本当に勝ったら、考えます」
・
いざ試合が始まれば
忍足「褒美貰うでっ...」
本気になった【千の技を持つ天才】は、相手に1ポイントも渡すことなく完全な勝利を遂げた。
忍足「約束やで、Aちゃん...
何やってくれるん?」
A「...............。」
・
結論を言えば...
私は、この人が苦手だ。
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らんなあ - とても面白かったです (2020年4月20日 16時) (レス) id: aab03e3535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†ハヅキ† | 作成日時:2019年4月14日 14時