田宮博は天然である ページ1
「バカだなダフは。赤ちゃんはコウノトリが運んで来るんだろ」
クラブでの作業中彼が放ったその一言で、暑い夏だったはずの周りの空気がすうっと冷たくなった。
「タ、タ、タミヤくん本気で言ってるの!?」
「何だよカネダ、本気も何もそうしかありえないだろ?」
「何で自分にアレがついてるか考えたこととかないの!?保健とか理科とかちゃんと授業受けてた!?」
光クラブの中で最も発達しているであろうその体からは想像もつかないようなかわいらしい動きでうーん、と考えた後、にっこり笑って彼は言った。
「俺勉強とか興味ねえから聞いてねえわ」
「はァ!?それなのにいっつもテストあんな点かよ!?ふざけんなよ!!!」
「な、なに急にどうしたのニコ!?ゼラから言われた作業中じゃなかったの!?」
「ニコはタミヤくん大好きだもんね.....。」
突然話に介入し我に帰ったニコは、別に好きなんかじゃねえ、お前たちを注意しに来たらたまたま聞こえてきたから反応してやっただけだ、などと言って緩んでいた顔をぐっと引き締めた。
「じゃあ新説。体の成長遅いヤツほどお盛ん!!」
「なるほどー。」
「え、な、何ですか?どうして僕を見てるんですか?何かおかしいことしました?ヤコブ、何これ」
「なんかちっちゃいやつはそっち方面がお盛んっていう新説が立ったらしい」
「なるほど。僕、残念ながら科学以外に興味ないんですよね。あと身長いじりやめてくれます?いつか絶対抜いてやるからなお前ら」
全員で一気に作業中の電卓少年を見つめてみたはいいものの、これは立証出来なさそうだ。では新たな説をまた唱える必要がある。
「新説。女々しいやつは盛ん」
「いやん!それ雷ちゃんのこと言ってるの!?それならあっちのサイコちゃんの方にして!」
「嫌だなぁ、ボクだってゼラじゃなきゃあんなことしないもん。変態扱いしないでよ」
これも立証ならず。とは言っても一行は新説が失敗したことよりも、今日はまともにジャイボが会話できる、会話してくれるという事実に驚いた。機嫌でもいいのだろうか。
「君たち、一体何を話しているのかな?」
「「「ゼラ!!」」」
「ゼラおかえり、きゃはっ♪」
【続く?】
マリネラ国民になったのでヒューイットさん愛でます(意味不明)→
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ぶるうべりぃ♪(プロフ) - もうとにかく丑寅が好きすぎです!寅ちゃんが乙女してるところが可愛すぎて辛いですよね! (2020年8月30日 18時) (レス) id: 69ebf7d565 (このIDを非表示/違反報告)
ファイアー@宝石の国沼(プロフ) - つゆもち。さん» 分かってもらえて嬉しいよつゆちゃん(( こっちにもコメントしてくれてありがとうね〜〜 (2019年5月18日 20時) (レス) id: 0900a9cb6c (このIDを非表示/違反報告)
つゆもち。(プロフ) - テンションがwwwwwでもめちゃくちゃ分かります...... (2019年5月18日 17時) (レス) id: 1767128fae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ファイアー@橙蛙不二周助の人 | 作成日時:2018年8月24日 13時