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◯市民体育館
「噂をすれば・・・出たよ・・・」
「北川第一中学！！」
今日、中学最後の大会が始まる
僕たちは列を作って体育館へと入っていく
「初戦の対戦相手、どこだっけ？」
『雪ヶ丘ってところだよ。トーナメント表昨日見たでしょう？』
「ごめんて、裏主将ッ」
『誰が裏主将だよッ。やめてよ、なんか裏番長みたいで嫌すぎる』
「いやでも実際、ほとんどお前が部員たちのまとめ役してたべ？」
『否定はしないけど、押し付けてきたのお前だからね？』
「ごめんて・・・」
「ほんと、どっちが主将か分かんねーな！」
『金田一まで・・・はぁ』
僕はメンバーと雑談をしながら列の最初を歩く
「初戦の相手聞いたとこないよな」
「だよね、去年のトーナメントでも名前なかったと思うし」
後輩たちに荷物を任せ、僕は金田一と国見から聞こえてきた会話に耳を傾ける
「ってことは、今年初出場とか？なら、楽に勝てそうだなー」
「うん、疲れなくて済みそう。影山が何も言わなければ、だけどね」
会話に出てきた飛雄の事にハッとする
飛雄どこいった？
「ねぇ、飛雄どこに行ったかわかる？」
「あ、はい！先ほど、お手洗いに向かわれたと思います」
近くにいた１年生に飛雄の居場所を聞き、礼を言ってから飛雄が行ったであろうトイレへと走る
途中、青染た顔をした２年生とすれ違う
またどこかで威圧感丸出しにしているのだろう
「・・・勝ってコートに立つのはこの俺だ！！」
響く声の方へ目を向けると
飛雄と初戦の対戦相手が対峙していた
何やってるんだあのおバカ！
また誰彼構わず余計なことを言っているに違いない！！
ただの挑発ならいいが、飛雄の挑発は煽るだけじゃ飽き足らず
無意識に潰しにかかるからなぁ
いや、でもその言葉のおかげで場が引き締まることもあるし・・・
うぅーん、いいのか悪いのかわからなくなってきた
『すみません。あいつバレーには何事も本気で、ちょっと言葉がキツくなる所がありまして・・・大丈夫ですか？』
僕は、取り残されているオレンジ色の髪の毛をした子に話しかける
「ッ！！」
あ、僕話しかけない方が良かったかもしれない
目の前にいる彼に話し掛けた途端、警戒しているのか怯えているのか
身体をビクつかせていた
「翔ちゃん！？何怖そうな人怒らせてんの！？うんこしに行ったんじゃないの！？」
「？？あっ、イズミン！！」
彼は僕に頭を下げ、同じチームの人達と走って行った
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ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！イラスト検討してみます！ (4月2日 12時) (
レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ！！コメントありがとうございます！頑張ります！！ (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
空 - とてもいい作品です！更新がんばってください！応援しています！ (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´･ω･`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブタ | 作成日時：2024年3月22日 23時
