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「おい!何、手ェ抜いてんだよ!!追えるボールだっただろッ!!」

「・・・追ったところで間に合わなかったろ。それに、何でも我武者羅にやればいいってわけじゃない」


今日も飛雄の怒鳴り声が体育館に響き渡る

いつからか、これがバレー部の日常になった


指摘されてた当の本人国見はムスッとして金田一に宥められている



「桜、頼めるか」

『うん、分かった。_______飛雄ッ!』


僕は新主将に頼まれ飛雄の元へ向かう


『飛雄・・・少し落ち着こう』

「んだよッ!」

『国見は飛雄とはプレースタイルが違うんだから・・・国見も試合では、ちゃんと活躍してるだろ?人それぞれ考え方や感じ方が違うんだからまずは話し合っ・・・』

「また説教かよッ!!話し合ったところで変わるのかよ!!」



群青色の瞳が深海のような冷たさで
僕に鋭く向けられている

僕の知らない

触れたら壊れてしまいそうな存在



『でも、話合わなきゃ・・・分かり合えない・・・よ』

「全力でやろうとしない奴の話を、どう聞けってんだよッ」

『・・・・』


飛雄は僕に背を向け練習に戻ってしまう


「いつも押し付けて悪いな」

『いや、このチームで主将やってるお前の方が大変だろ?飛雄は僕の幼馴染だし、その辺の負担は僕が背負うよ』

「そう言ってくれると助かる、正直、俺も影山には威圧負けするからなぁ」

『ははは、飛雄の眼光。すごい怖いもんね』

「幼馴染のお前でも怖いって思うのかよ」

『うん、普通に怖い。でもまぁ、慣れかな』

「慣れか」

『うん。慣れ・・・ふふふ。応援してるよ、主将様ッ』


僕は主将の背中を叩いて鼓舞する


「絶対お前が主将やるべきだったろ、リベロじゃなかったら」

『ははは、嫌だよ。飛雄だけでも胃が痛いのに、これ以上気にする事増えたら確実に胃に穴が開くから』

「・・・冗談に聞こえない冗談やめろよ」

『ふふふ。ごめんね』


部活が終わりそれぞれが帰宅の準備や自主練習へと向かう中
僕は飛雄に呼ばれる


「おい、Aッ!!スパイク打て!トス練すんぞッ!!」

『いいけど、僕リベロだよー』

「背が高ェんだからいいだろ!つうか、いい加減スパイカーに転向しろよ。お前の父さん元MBだろ!」

『・・・僕はリベロがいいの。身長高い=スパイカーってわけじゃないだろ?』


僕の身長は、ついに飛雄に並んだ
飛雄は事あるごとに僕をスパイカーにしたがったけど、断り続けている



足に違和感を感じるが、僕は自主練に向かう

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ブタ(プロフ) - 金成さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!イラスト検討してみます! (4月2日 12時) (レス) id: 2e5896a6df (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - コメント失礼します。…全然無理にとは言いませんがよければイラスト見せていただけないでしょうか…。ほんと我儘だとは思うんですけど自分も描いてみたく…検討していただけないでしょうか。作品、すごく面白くていつもにこにこで読んでいます。更新頑張ってください。 (4月2日 0時) (レス) id: 84b21786fe (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - 空さん» わぁ!!コメントありがとうございます!頑張ります!! (3月29日 17時) (レス) id: cb9064ad86 (このIDを非表示/違反報告)
- とてもいい作品です!更新がんばってください!応援しています! (3月29日 14時) (レス) @page6 id: 7db07df1a0 (このIDを非表示/違反報告)
ブタ(プロフ) - コメント返し、下手くそですみません(´・ω・`) (3月27日 21時) (レス) id: ab5ddee3e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブタ | 作成日時:2024年3月22日 23時

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