記録係5【アンナチュラル 】

一緒に ページ4

※オリジナル

UDIに行くと背中を中堂さんに押されて
部屋に勢いよく入れられる。

私を見た
ミコトと夕子さんが
2人いっぺんに走ってくる。

ミ「Aっ！！」

夕「もー！！いきなり居なくなるなんて
酷いよー！！Aのバカー！
アホーくそーまぬけー！！！」

酷い…酷いって。

『ごめ…ほんとごめんなさい』

ミ「ばか…Aのばか！」

ミコトにキッと睨まれる。
こんなに怒ってるミコトは
見た事がない。

神「まあまあ。皆さん。
帰ってきた人に言う言葉は
それではありませんよね？
…Aちゃん、お帰りなさい」

神倉さんが笑顔で迎えてくれて
安心して、涙が出てくる。

ミ「お帰り…A！」

夕「A、お帰り。」

坂「Aちゃんお帰りなさい」

『た…ただ…いま』

ポロポロポロポロ
止まらない。
帰ってきていいんだ。

『ありがとう…でも、私…
人殺そうとしたんだよ…？
なんの役にも立てないかもよ？
それでもいいの…？』

ミ「それがいけない事、
やってはいけない事って分かったから
黙ってやめようとしたんだよね？

…分かった人はもう同じ過ちを
繰り返さないって知ってる。
…Aは絶対にしない。
分かるよ…だって…大事な友達だもん。

真面目で良い子すぎる
Aが大好きなの…！
そんな大事な友達から毎日
たくさん元気もらってるの…！
励まされてるの…！
…私にはAが必要なの…！」

『ミコト…』


夕「Aが真面目でいい子…！？
約束忘れてどこか消えようとしたのにー！？
異性間交流会も行こうって言ったよね！？

また、服買いに行…こうって…
何一つ約束守って無いじゃん…！
せ…せめて…約束守ってから
居なくなりなさいよ…！

……でも、Aが居なくなるなんて
嫌だからAが消えないように、
毎日毎日約束作ってやる！

…私との約束を果たす事！
それがAの役目！
…これから…役に…立ちなさいよ！」

『夕子…』

2人はぼろぼろと涙を流しながらも
私をまっすぐ見てくれてる。

『2人ともごめん…なさい
あ…ありがとう…
大好きっ！』

ぎゅーっと抱きつくと
抱きしめ返してくれる2人。
…私はいい仲間を持ったなあ。
また、ここで皆と一緒で…って

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