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知らない ページ28

※オリジナル
神倉さんと坂本さんの
焦った声が聞こえてくる。
そうか、知らなかったんだ。

中「なんですか、きちんと仕事はします。
…問題ないでしょう。」

神「……良かった。」

中「…は?」

神「良かった良かった。
これで危なっかしいAちゃんを
守ってくれる人ができました…」

『え、待って神倉さん酷い。』

神「そして、中堂さんのブレーキ役も」

中「どういう事ですか。」


夕「Aも中堂さんも
やっと親離れですねえ。」

ケタケタと笑う夕子。
親離れ…か。たしかにずっと
私のお守りも系さんのブレーキ役も
神倉さんがしていたなあ。

神「お互い、支え合って
幸せに過ごしてください…
…娘と息子いっぺんに
送り出す気分です」

ハンカチを持って泣く神倉さん。
泣く事じゃない気がする。

坂「末永くお幸せに」

『早いっ!早すぎるっ!』

毛「Aちゃん…私の癒しが…」

『なんで、毛利さんまで泣いてんの!?』

崩れ落ちる毛利さんを
六郎くんが支える。
毛利さん!どうしたのー!?

中「A、これは…
俺はどうすべきか。」

『知らないよ。もう地獄絵図だよ。』

きゃーきゃー騒ぐミコトと夕子に
崩れ落ちる毛利さんを支える六郎くん。
神倉さんと坂本さんは涙ぐんでいる。


中「外に出るか。」

『え。これほっとくの…?』

中「…じゃあ、どうするんだ。」

木「…では、お二人とも
お送りしましょうか?」


『木林さん!いつから!?』

木「えっと…「俺のだ」辺りから。ふふふ…」

『ほぼ、全部じゃないですか』

木「ええ。」

ニコニコとする木林さん。

『木林さん、あんまり驚いてないですね』

木「そりゃ、もちろん。
中堂さんはAさんについて
いつも話してましたからねえ。

Aさんが無理に笑ってる時
声をかけていいものか、
自分にAさんを守る資格が
あるだとか…私に言われても
困るんですよねえ」

中「やめろっ!」

そんな話してたんだ。
えへへ。嬉しいな。

『系さん、ありがとう。』

中「Aも黙ってろ」

ぷいっと後ろを向く系さんの
背中にぎゅーっと抱きつくと
そのまま廊下を歩き出す系さん。

『系さんの照れ屋さーん』

木「ほらほら終業のお時間ですし
お送りしますよ。それに、皆見てますし。」

さっきの地獄絵図はどこへやら。
全員こちらをじっと見ていた。
…なんと恥ずかしい…

『お、お先に失礼しましゅっ!』

噛んだ。ひい。

中「…帰ります」

木「お邪魔しましたー」

わあ→←言った



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kurunacs(プロフ) - ゆずさん» 一気読みありがとうございます!本当オリジナルはいつもは変じゃないかな…大丈夫かなと思いながら作ってるのでコメントとても嬉しいです!とにかくゆず様のコメント全てありがたいです!更新頑張るのでまた見に来てください! (2018年4月10日 19時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - すごく面白くてシリーズ最初から一気に読みました!中堂さんカッコよくて、ミコトや六郎、東海林さんのキャラも本当にリアルでオリジナルの話の完成度の高さもすごくて!夢主も可愛くて!とにかく全て最高です!(笑)更新楽しみにしています(^^) (2018年4月10日 9時) (レス) id: d3a0e45493 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 真人さん» 知ってたよっ!に笑いました(^^) 子宝編はいつになるやら…お楽しみに!コメントありがとうございました! (2018年4月7日 18時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
真人(プロフ) - 中堂さんイケ様すぎる。主人公も可愛いかよ!!知ってたよ!次は子宝でしょうか?← (2018年4月6日 12時) (レス) id: 8d65d64ce5 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 青龍 葵さん» 大丈夫です!多分コチラかなー?と思ってました!いつもありがとうございます! (2018年4月1日 19時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kurunacs | 作成日時:2018年3月18日 17時

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