待て。 ページ40
志摩「なるほど、本物の犯罪者であれば出てこいって言われたら出てこない。」
伊吹「そーゆこと」
静かな空間にカンカンと空き缶の転がる音。
『…いた。』
志摩「勝てるんだろうな？」
伊吹「任せとけ、よっゆー。」
志摩「おう」
伊吹先輩が走り出そうとするが、
『…動きませんね』
伊吹「逃げねぇな」
志摩「…だな。」
『位置について…よーいドン！』
…相手は全く動く気配がない。
やだ恥ずかしい。
『こういう時にかける言葉って何ですか、よーいドンじゃないんですか…！？』
志摩「あぁ…違うな。」
「「待て！警察だ！」」
それを合図に走り出した男。
その時微かにザザッと機械音がした。
『あれ…？』
志摩「さて、俺たちは車に戻ろう。」
『え、走って追いかけないんですか。』
志摩「伊吹が捕まえられなかった時のために裏口まで巡回しよう」
『あ、志摩さん。信じてないんですか？
先輩速いんですよ？』
志摩「…A、今不思議に思った事…あったんじゃないか？」
『え？』
志摩「あの男が走った瞬間。変な顔してた。」
『へ、変な顔ってなんですか！？』
重ね重ね恥ずかしい。
『…変な顔は置いといて。…機械音がしました。走っていったのでザザッと一瞬しか聞こえませんでしたが。』
志摩「…そういうこと。伊吹を信じる信じないの目に見えないことを理由に動くんじゃなく、Aの耳のほうが動く理由としてはっきりしてるだけだ。」
『…ってことは、先輩のこと信じてないわけじゃないんですね。』
志摩「…別にそういう意味で言ったんじゃない。早く行くぞ。」
『はーい。』
足早に車に向かう志摩さん。
…絶対先輩なら捕まえられる。私は信じてる。
あとは謎の機械音について分かれば
これで解決できるはず。
公園周辺を回っていると自動販売機の前にたむろする男の子たち。
『志摩さん…』
志摩「あぁ、服装も一致。機械音は4人で連絡を取り合っていた音だったんだ。」
『私行ってきます』
志摩「いや、2人で4人追うのは無理だろ。…あいつらが居なくなってから証拠になるものを探すぞ。」
『了解。』
勝利を確信した4人は飲み物を買って離れていった。
『志摩さん、私も喉渇きました…』
志摩「…だな。A何飲む？」
『いえ、自分で買いますよ！むしろ志摩さん何か欲しいの…あ。』
自販機が近くなりすぐに分かった
志摩「…見守り自販機」
『これならさっきの4人が分かりますね』
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kurunacs(プロフ) - 真人さん» 真人様！？お久しぶりです！こちらも見に来ていただけたとは！すごく嬉しいです！更新速度は遅いですが、まだ更新中なのでよかったら見てくださいー！！すごい嬉しいっ！！！！ (2020年11月30日 20時) (
レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
真人(プロフ) - くっ！私とした事がっまさかお気に入り作者に登録し忘れていたとはっ！相変わらずキュンキュンします泣 良かった…更新あって良かったです泣 (2020年11月30日 9時) (レス) id: e2b1f140f2 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 師走みかんさん» ありがとうございます！皆さんに楽しく読んでもらえるのが一番なので、なるべく修正していきたいと思っています…！これからも頑張りますのでまた読んでくださいー！ (2020年9月1日 6時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
師走みかん(プロフ) - kurunacsさん» 修正について全然大丈夫ですよ！この素敵な作品は作者様の作品ですし、特に気にされる必要はないと思います。これからも執筆頑張ってください！楽しみにしています！ (2020年8月31日 15時) (レス) id: c063fc0f7b (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 師走みかんさん» いえ、ありがとうございます！たしかにいろんなところに散りばめてしまい全て修正は厳しいので、「音」の部分だけ変更しました、全て修正できず申し訳ありません…！ (2020年8月31日 7時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kurunacs | 作成日時：2020年7月13日 8時
