笑×恋イタリアンで秘密の恋してみませんか？【合作】 (ページ9)

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毎月毎月やってくるんですページ9

せいやside
僕はこの編集社に就職してから一年経った。そんな今年の4月からある雑誌の編集を任されることになった。

粗品「今日から一緒だからよろしく！俺は佐々木直人。」

うわっ、めっちゃ高身長なやつじゃん。羨ましい。彼を最初に見た印象がこれだった。
せいや「石橋晟也です。今日からよろしくお願いします。」
佐「それにしても毎月の出版だもんな。それに合わせて取材しなきゃじゃん。」
せ「そうですよね。」
僕達が任されたのは今年の4月から新しく出版されることになったグルメ雑誌だ。雑誌のタイトルは"美食日記"というらしい。毎月の出版ということは月一の発売となるためそれに合わせてレストランや居酒屋など飲食店に行き、取材をしたり実際に食べた感想を書いたり、今何が流行りなのか食としての流行を追わなくてはいけないのだ。

すごく厄介になりそうだな。まぁ、佐々木君となら頑張れそうだな。

そう言えば僕は佐々木君が初めましてではないことを思い出した。去年の3月に僕がこの会社に入社した際に社員達が歓迎会を開いてくれたのだ。そこにいたのが佐々木君。彼も僕と同じ時期に入社したので同期となる。ただその時は部署が違ったため会うことはそれっきりなかった。今年の4月から新しく部署が移動となり今回の件に至ったのだ。

それからの僕らは忙しかった。毎日電話で飲食店に聞き込みをしたり街行く人にインタビューしたりもした。アンケートに答えてもらって集計結果をまとめることとなった。

粗「はぁ、今の流行がわからないなんて。」
せ「でももうすぐタピオカが人気到来かもって噂ですよ。」
粗「ああそう。それにしてもこの雑誌のネーミング。」
せ「ビューティイートダイアリーのこと？」
粗「そのまんまじゃん。はぁ、どっかに良い店ないかなぁ。フレンチだと値段が高すぎて企画組めないし、和食も高級なとこばかり。焼肉だと安いって思われたくないしな。」
せ「だったらイタリアンとかは？」
粗「それいいね！早速美味しい東京都内のイタリアンのお店探そう。」
僕達はネットに頼り東京都内の美味しいイタリアンのお店を探した。

粗「せいや、これを見てみろ！」
せ「何ですか？ファンタスティコ？オシャレで可愛い名前ですね。」
粗「これは女子受け間違いなしだ。早速店に電話して取材交渉だ。」
せ「ラジャー！」
僕は敬礼してからお店に電話をかけた。運良く取材させてもらえることになった。

こんなチャンス二度とないかもしれない。
by kurumikan