女芸人の日常3 (ページ23)

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2回目の打ち合わせページ23

しばらく日が空いてからの2回目の打ち合わせがあった。

石橋「それで役名だけどどうする？」
後藤「アメリカっぽくするなら外国人風の名前じゃないとね。」
れなてぃ「ウチはレーナとかどうかな？」
都築「俺はヒックがいい！拓紀(ひろき)だからさ。」
A「それいいね。私はジェニファー！」
みんな「ジェニファー？」
後藤「いや、わかんない。ジェニファー・ロペスでも狙ってるの？」
後藤君が手を顔に向けて横に振って言った。
A「そういうんじゃなくて、外国人の名前ってこんなんかなって。」
都築「拓実はダニエルにでもしときなよ。」
後藤「意味わかんないんだけど、ダニエル？」
都築「だから、たくみでしょ？たくみ、だくみ、だくーみ、ダニエルみたいな！」
後藤「どっからダニエルになったのかわかんないんだけど？」
石橋「俺リョウでいいかな？」
みんな「いいよー。」
石橋「名字どうする？」
みんな「うーん。」
後藤「有名な外国の名字って何？」
れ「ウィリアムとかやない？」
みんな「じゃあ、そうしようー！」

都築「それで、ダニエルが高校生、リョウが中学生、レーナが小学生でいいよね？」
みんな「賛成ー！」
石橋「ウィリアム一家のドタバタ劇場みたいな？」
A「ねぇ、みんなでひとネタずつ書いてきて見せ合うのどうかな？」
みんな「それいいね。」
後藤「それじゃあ、次の打ち合わせまでにネタ書いたやつ見せ合おうよ。」
みんな「賛成ー！」
都築「段々と決まってきたね。あっ、そうだ。俺のやるお父さんってサラリーマンじゃつまらないから科学者とかどう？」
A「いいんじゃない。っていうかこの間のデートって何か意味あったの？」
都築「意味あるに決まってるじゃん。これで俺と比嘉りんの仲がより深まったじゃん。ますます夫婦らしくなってきましたな。」
A「ああ、そう。」
手を叩き嬉しそうな都築に短い言葉を返した私はふと思った。

このみんななら楽しく合同コントできるよね？って。

段々とコンセプトとか決まってきた。衣装は今度みんなで買いに行くことになった。

もしからしたらカツラも買うかも？それじゃあね。