女芸人の日常3 (ページ2)

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優しかった田中先輩ページ2

みなさん、ごきげんよう。惜しくもおもしろ荘でのボールキャッチには届かなかった。でも楽しくコント出来たから悔いはない。

そんな私達に嬉しい仕事が舞い込んできた。

"笑神様は突然に!"という番組です。惜しくもレギュラー番組は終了しましたが、この日は特番で復活することになったのだ。

私とれなてぃにとって初のロケ番組になった。
鉄道のロケで今とある駅に来ている。

ロケの合間の休憩中にアンガールズ先輩方が私達に話しかけてくれた。

山根「あー君達ね。うちのワタナベの後輩っていうのは？」
A「山根先輩、田中先輩初めまして。ワタナベエンターテインメント所属で芸人やっています。比嘉Aです。本日はよろしくお願いします。」
れなてぃ「田中先輩も山根先輩も初めまして。同じくワタナベで芸人やってます。れなてぃです。Aちゃんとコンビ組んでいます。よろしくお願いします。」
田中「へぇー、見た目からしてちぐはぐだね。っていうか比嘉ちゃんすげー細くない？」
A「そうなんですよ。食べるのは好きなんですけど、周りから凄いギャップだねって驚かされます。あっ、礼二先輩も初めまして！」
礼二「よう！新人ちゃん。比嘉さんとれなてぃさんかな？中川家の礼二です。よろしくね！」

A&れなてぃ「よろしくお願いします。」
れなてぃ「それにしても寒くない？」
A「れなてぃ、バカじゃないの？先輩達だって寒い中頑張ってロケやってるのに後輩の私達が文句言ってどうするの？それに私達は新人なんだから先輩達を立てないと！えっ？」
田中「ほらよ。あったかいコーヒーでも飲めよ。シャキンとするぞ！」
A「あっえ？いいんですか？ありがとうございます。」
れなてぃ「ありがとうございます。でもどこで買って来たんですか？」
田中「駅の外に自動販売機あったからそこでな。俺のおごりだからお返しとかそんなんいらないから！早く飲まねーとロケ始まっちゃうぞ！」

なんと田中先輩が私とれなてぃのために缶コーヒーを買ってきてくれた。しかも女子に嬉しい微糖のやつ。

田中先輩ってこんなに優しい方なんだなって知った日だった。

私とれなてぃがコーヒーを飲み終えた頃にロケが始まった。

ディレクター「そろそろロケ再開しますよ。」

思い出の缶コーヒーと田中先輩の優しさは忘れません！

それではロケ頑張ってきます。