不味い理由?その方が効きそうだから ページ37
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「あ、ありがとうございまする」
作り置きも少なくなっていたが、痛み止めの薬とはちみつを取って、はちみつをひと匙入れて薬を飲んだ。
私の薬ははちみつを入れると少し飲みやすくなるのだ...炭治郎達に飲ませたのははちみつを入れていないから不味いだけで入れたらそれなりに飲める(好んでは飲まないが)。
「推し様、この御恩は一生忘れません」
「何を言ってるの?アンタは鬼殺隊なら鬼を倒すのが役目、それなのに邪魔な村人を助けながらも鬼を倒し本人はぶっ倒れるという合理性の無さを同情して手伝ってあげてるの。よく1人で突っ走るよね」
「面目ない・・・けど村人を食われて強くなられても困るから今しかないと」
「言い訳なんて聞いてないけど」
「ごめんなさい!!」
普段私は謝らないけど推しの前ではどうしても言いなりになってしまう(たぶん師匠が見たら怒られる)
そこで、ハッと思い出し推しに問いかけた。
「あの・・・お名前を伺っても?」
「なんで教えないと駄目なの?」
「ひぇ、しゅき・・・間違えた。ごめんなさい!」
「・・・・・・・名前教えたら言ってあげる」
「へ」
すぐに忘れるけど。とつぶやく推しにスライディングするかのように割り込んで 音無千弦です!と叫んだ。うるさいと言われた。
いっぱいちゅきぃ〜。。。
「時透無一郎・・・」
「無一郎様ですね」
「気持ち悪いから様付けやめて」
「無一郎さん!」
「新婚さんみたいだからやめて」
「え、と、時透さん」
「・・・」
文句ありげに見つめる推しに対して私は言い訳をさせて欲しい。推しに呼び捨てとか無理!!推しの方がお偉いさんっていうのもあって呼びにくい!!
師匠ですら師匠かししょーなんだよ!?
「・・・もう何でもいいや」
「んじゃ推しで」
「いやそれは違うでしょ」
ご最も、と思うが推しは推しだ。
「じゃあ僕は行くから」
「___待って」
立ち上がる推しについ袖を掴んでしまった。理由なんてものはなく、ただただこのまま行かせたくない。もう少しいて欲しいと思ったのだ。
それに___
「足が可笑しい、無一郎・・・君も少し休んで行こうよ。時間があれば・・・で、すが」
「・・・・なんでわかったの?」
「鬼の腕を斬った時、足の軸が少しズレて違和感があった。滑り込む様に斬ってたけど剣先は少し震えていた。私の師匠なら高速で拘束されてベッドに寝かされるよ」
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アカツキ(猫)(プロフ) - 名無しさんさん» ナナ...?と思い確認してきました!確かにいますね...え、誰??と思われましたでしょうが安心してください。(((ただのミス)))です。はい、名前を決めていなかった時に使う借り名がそのままの状態だったようです。教えて下さりありがとうございます! (2019年9月1日 23時) (レス) id: 486e9cce73 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - コメ失礼します。不可解な所があったので聞きたいんですけど、「ナナ」って誰ですか? (2019年9月1日 22時) (レス) id: 01e5850247 (このIDを非表示/違反報告)
恭燈(プロフ) - あっアノスミマセン間違ってたら申し訳ないんですけど陰ではなく隠(かくし)だったかと本当に間違ってたらすいません (2019年9月1日 20時) (レス) id: 893046956f (このIDを非表示/違反報告)
タカハナミlei(プロフ) - 初コメ失礼します!夢主ちゃんの好きなアニメがもろ一緒でめっちゃ驚きました!なんか親近感が湧きます………。 (2019年8月18日 17時) (レス) id: 7d312d23b1 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(猫)(プロフ) - 犬井さん» わぁあああぁあああ!!!!ありがとうございます!!!他にもたくさん好きなアニメとかあるのでそれらも続編で出していけたらいいと思ってます!頑張ります!!!! (2019年8月16日 18時) (レス) id: 486e9cce73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ(猫) | 作成日時:2019年8月5日 14時