ガチ勢じゃないのに転生してしまった。【鬼滅の刃】

アイツらぜってえ許さねぇ ページ21

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「でーんでーんむーしむし、かーたつーむーりー」


歌を歌っているとコンココンと箱から合いの手が聴こえてきて、それからずっと歌っていた。最初は箱から聴こえてくる音にびびったが、よくよく思い出して見るとこの箱の中身は確か推しISナンバーワンの禰豆子ちゃんだったはず。

なら何も怖くない。何なら箱の中で楽しそうに箱を叩く禰豆子ちゃんに悶え死にそうだ。
あいらーびゅー禰豆子ちゃん。

こんな気楽に過ごしているが、こう見えて色々起きた。

薬草取りに行って帰ると怪我人と禰豆子ちゃんインボックスしか居なかったし。さっき日輪刀を見たらキラキラと光る黄色になっていた。
ちなみに数秒後色が消えて黒色になったのだ。摩訶不思議すぎて才能無いんじゃないかと思う。いや、無かったらそもそも呼吸も使えないんだけど。

そして、痛み止めの薬(薬の師匠から伝授)を少年に飲ませようとしたら吐いたので無理やり突っ込んで口と鼻を閉じたら飲んでくれた。

え？口移し？？嫌だよ、人が口につけたもん食べるのすら嫌なくらい潔癖なんだもん。

ちなみにその他は特に大丈夫。他人の靴下掴んでぶん投げるくらいは出来る。


「みんな遅いねぇ」

カリカリ

「炭治郎が心配なんだろうけどきっと大丈夫だよ、いざとなったら胡蝶さん伝授の秘薬傷薬を刷り込むくらい塗るし」

カリ

「まだ日が明るいし眠り歌を歌ってあげようか・・・」


「＿＿＿眠れ 眠れ 日が現れるまで 堕ちろ 堕ちろ 怠惰の向こうへ 憩いの 都へ 現の夢へ」


カ...リ...


箱を引っ掻く音が聴こえなくなり、耳を傾けると微かに寝息が聴こえた。
早く会いたいな、禰豆子ちゃん。私の推し、黒髪美少女ヒロイン。善逸からは私が守る。
そんな事を考えながら薬を作っているとドタバタを扉から猪が出てきた。

あれ...て、確か...。


「猪突猛進！猪突猛進！！」

「やっぱり、あの時の猪人間」

「ふがっ！！お前！！！あん時の！！！勝負しろ！！！」

「ちょっと手が離せないんで後でね」

「今！！勝負しろ！！！」

「先約(怪我人)いるから」

「うぐぐぐ・・・！！！絶対にしろよな！！」

原作でもこういうキャラだっけ？→←柱ってヤバくね？え？

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