ガチ勢じゃないのに転生してしまった。【鬼滅の刃】

深呼吸をしましょう、はいひっひっふー ページ19

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『＿＿＿お前の呼吸は独特だ』

『え？』

『雷の呼吸かと思えば炎の呼吸、水の呼吸と思えば風の呼吸、バラバラではあるが違和感はさほどない』

『はぁ・・・』

『というわけで違和感を消すぞ』

『違和感を、消す・・・』

『ちょっくら全柱の所で修行してこい』

『(そんなコンビニでお使い行ってこいみたいな言い方で・・・)』

『そして全部覚えてこい、完璧に覚えてこい、そんで自分のやり方を決めるんだ』

『やり方って？』

『そんなの自分で決めろ』

『最後の最後で投げやるなよ』


柱の修行は大変だった。それぞれの意味や内容の学力と呼吸の仕方やそれによる体力作りなど本当に死ぬかと思った。
お館様に拾われて一二年ぐーたらしていた事が仇となったのは目に見て分かったし、自分でも師匠が言いたい事が分かった。

私の呼吸はどれも合わないしどれも合っていたのだ。

独奏＿ソロ＿はそんな私が初めて作ったモノ。何もわからない私が師匠を見て真似して覚えて作った動きだ。
師匠の音の呼吸は雷の呼吸を元に作ったと聴いたから雷の呼吸を覚えて自分なりに変えた。

私が動きやすいように。

私が殺りやすいように。

私だけが＿＿＿＿！！


「キャッチ！！っと・・・」


少年が地面につく前に抱え優しく抱きとめた。そして、地面にふんわりと着地すると少年の様態を見る。


「出血と打撲痕、あの勢いで落ちたら骨が何本か逝ったな・・・」

「出ら・・・れ・・・たのに・・・死ぬ、のか」

「わからない、でも死なないように善処するから生きろ」

「・・・い、き・・・」


無駄に長い袖を斬り、包帯代わりに巻く。手に持っていた布＿＿＿羽織りを丸めて少年の頭元に置いた。
止血は出来たけどこのままじゃ痛みで脳が死ぬ。とにかく、痛み止めになるものを...


「炭治郎、善逸！私は痛みに効く薬草を探すから見といてくれないか？というか見とけ！」


そう言ってダッシュで森の中へと入った。
たぶん、炭治郎は家の中へと入るだろう...彼は正義感の強い主人公だから、少年達の兄を探しに行くだろうと思う。なら善逸が外で少年達を見張ってくれるはず。

炭治郎は前の仕事で殺られた傷がまだ癒えていない事を！！

そして善逸が1人で子供たちを守るという度胸がない事を！！！


「＿＿＿誰もいないし！！！何この箱！？え、怪我人置いていくど阿呆いる！？」

柱ってヤバくね？え？→←「資料制作時の様子」

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