私の推し?黒髪 ページ17
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適当に世間話をしながら善逸と炭治郎と共に向かうと大きな家が建っていた。
「血の匂いがするな、でもこの匂いは・・・」
「え?何か匂いする??それより何か音しないか?」
「匂いも音もしないよ、てか何か薄着み悪くて入りたくない...それなりの鬼いるんじゃね?勘だけど」
「「勘!?」」
すると近くから"ヒィ"と小さな悲鳴が聴こえた。そちらに目をやると子供が2人...女の子と男の子が互いに抱きしめながら肩を震わせていた。
そして、炭治郎が声を掛けると怯えた体が凍った様に止まった。その顔はまるで恐怖の対象に怯えているかのようだ。
「___寂しくて 笑ったったった 踏み出すままに汚せ 今は凍えぬように」
「・・・え」
歌の1番を歌い終えると怯えていた子供たちはハッとした顔をして足元から崩れ落ちた。その瞳からは涙が零れており氷が溶けた様に溢れ出た。
「少年くん、何があったの?あの家は2人の家?」
「ち、がう・・・ちがう、化け物の家だ!」
そう言った少年は事の状況を説明した。
どうやら少年達は鬼に連れ去られた少年sの兄を追いかけてこの家まで来たらしい。
少年達には目もくれず...鬼はその兄だけを攫った。
そう言えば、師匠が言ってたな。鬼にとっての高級食材である稀血。
その匂いは他の人間より甘く美味しいと。
だから鬼は真っ先に稀血を狙う。
「・・・」
「大丈夫だ!俺達が悪いやつを倒して兄さんを助ける」
炭治郎は自信満々に答えた。そしてそれに安心したのか少年少女達は先程よりもホッとした顔を浮かべていた。
そんな中、空気を変えたのは善逸の言葉であった。
「___炭治郎、千弦」
「?」
「___なぁこの音なんなんだ?気持ち悪い音、ずっと聞こえる。鼓か、これ?」
「音?音なんて・・・」
ガタンと大きな音を立てて家の2階のベランダが開いた。すると、血塗れの少年が投げ出されたのだった。
「___樂の呼吸 壱の型 独奏!!!」
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アカツキ(猫)(プロフ) - 名無しさんさん» ナナ...?と思い確認してきました!確かにいますね...え、誰??と思われましたでしょうが安心してください。(((ただのミス)))です。はい、名前を決めていなかった時に使う借り名がそのままの状態だったようです。教えて下さりありがとうございます! (2019年9月1日 23時) (レス) id: 486e9cce73 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - コメ失礼します。不可解な所があったので聞きたいんですけど、「ナナ」って誰ですか? (2019年9月1日 22時) (レス) id: 01e5850247 (このIDを非表示/違反報告)
恭燈(プロフ) - あっアノスミマセン間違ってたら申し訳ないんですけど陰ではなく隠(かくし)だったかと本当に間違ってたらすいません (2019年9月1日 20時) (レス) id: 893046956f (このIDを非表示/違反報告)
タカハナミlei(プロフ) - 初コメ失礼します!夢主ちゃんの好きなアニメがもろ一緒でめっちゃ驚きました!なんか親近感が湧きます………。 (2019年8月18日 17時) (レス) id: 7d312d23b1 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(猫)(プロフ) - 犬井さん» わぁあああぁあああ!!!!ありがとうございます!!!他にもたくさん好きなアニメとかあるのでそれらも続編で出していけたらいいと思ってます!頑張ります!!!! (2019年8月16日 18時) (レス) id: 486e9cce73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ(猫) | 作成日時:2019年8月5日 14時