ガチ勢じゃないのに転生してしまった。【鬼滅の刃】

やっと終わった... ページ11

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あっという間に7日経ち、最初の場所へ行くと合格者らしき人が4人...その中に炭治郎もいた。


「あ、千弦！！」

「た、ん治郎・・・えっと、逃げてごめん」

「いや、俺も悪かったよ・・・つい頭を撫でて」

「あ・・・それはちょっと良かったから・・・またして欲しい・・・かも」

「・・・へ！？」


顔に熱が溜まるのを感じて前髪で顔を隠す。その寸前に炭治郎の顔が真っ赤になっていた事を私は...髪の隙間から確認した。
いや、乙女か！！逆に冷静になってしまったわ！！

そんなこんなしているうちに、1日目にいた白と黒の少女達が説明を始めていた。


「まずは隊服を支給させていただきます。体の寸法を測りその後は階級を刻ませてもらいます」

「階級は10段階あります」


申、乙、丙、丁...と10段階あって私達は一番下の"癸"となる。


「刀は？」

「本日中に玉鋼を選んでいただき刀が出来上がるまで十日から十五日となります」

「さらに今からは鎹鴉＿カスガイカラス＿をつけさせていただきます」


少女がそう言うと空から数匹の鴉が現れそれぞれの元へ行った。


「え？鴉？？これ雀じゃね？？」

「で、でかい！？」


炭治郎とかの鴉は腕に乗る位の大きさなのに私の鴉だけデカくね？え？？これ背中掴んで飛べるくらいだよね？プテラノドン？？フライングダイナソー？？
あ、でも、触ったら思ったよりモフモフ...好き...

鴉をモフってると大きな音が聞こえた。それは合格した他の少年が鴉を叩き落とした音であった。


「＿＿どうでもいいんだよ鴉なんて！！」


そう言った少年は少女の綺麗なおカッパである白髪を無造作に握り締めた。


「刀だよ刀！！今すぐ刀をよこせ！！鬼殺隊の刀！"色変わりの刀"！！」


握られているはずの少女は無の表情で見つめていた。そんな状況を許すはずない炭治郎は少年の腕を掴んで...


「この子から手を離せ！！離さないなら折る！！！」


あ、ハンターのやつで見たことある場面だ...と頓珍漢な事を考えながらも私も動いた。


「え」

「あ"？」

「ふぅ・・・よいしょ」


炭治郎と少年の間に入り炭治郎の手を重ねて...少年を投げ飛ばした。炭治郎と少年は一緒に倒れて行くのを横目で見ながらも少女の髪を手ぐしで直した。

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