混ぜるな！キケン！！【鬼滅の刃】【僕のヒーローアカデミア】 (ページ6)

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ろくのかた！！ページ6

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普通に考えれば先に攻撃を仕掛けたのはあっちで私は私が出来る範囲の回避をしただけなのだが、子供にはそんな理屈より...

........誰が怪我をして。誰が無傷なのかを。

考えるのだ。例えそれが防衛でも、やりすぎれば過剰防衛だと言うものだ。そもそもどこまでが過剰なのかはわからないけど。

「うーちゃん・・・大丈夫？」

「！」

そう声をかけたのは緑谷だった。

私の顔をじっと見て、怪我していない事を確認すると今度は爆豪の所へ行き手を差し伸べたのだ。

「かっちゃんも大丈夫？」

「＿＿＿ｯ！！！！」

それは緑谷にとっての優しさだったのだが、爆豪にとっては自尊心にヒビを入れる行為だった。

「っ・・・せぇ！！平気だボケ！！」

指し伸ばされた手を叩き、自分で立ち上がる爆豪。

「俺はこれくらいで泣きも怪我もしねぇ！！」

「おぉ～さすがかっちゃん！」

「かっくぃ～！！」

爆豪のツレが後ろで賛美するとクラスメイトみんながそれに乗っかる。

爆豪はクラスのリーダーみたいなものだから本人がそういうならそうだろう、やはり見掛け倒しか。と納得した様子で爆豪はみんなに囲まれた。

「・・・」

嘘つき。

本当は机の角に肩をぶつけて痛い癖に。

そう思ったがあえて口には出さなかった。何故なら爆豪のおかげで私を怯え、嫌悪する教室の流れが無くなったのだから。

ここは誠意を込めて後で傷に効く塗り薬を渡そう。

入れものはただの瓶だからパッと見、誰も気づかない。くれた兄に感謝だ。

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