紅い唇 ページ25
俺は一つため息をついて離れ
上半身を開放してやると
乱れた呼吸を、整えようと、
鼻から空気を吸ったA
でも、俺は容赦なく
その指をぬきとっり
ぽっかりと開いたそこに
いつも以上に熱を帯びた自分のものを押し当てて
ゆっくりと貫いた
「う・・・」
思わず、
声がでてしまうほど
ナカは、トロトロに溶けていて、そして何より
いつもより熱かった
「すっごいよ・・ナカ」
俺がそういうと
まだ、呼吸がみだれてるAが、
ビー玉のような目で俺をみる
「てか、俺もどうかしそう・・・」
それは実際そうだった
Aの熱量に、
俺は、もっていかれそうな気がした
いつもと違う、
しびれるように感じるこの感覚
なんだこれ・・・
俺は、そのなんとも言えない感覚を味わうように
ゆっくりと腰を動かした
「はぁ・・・」
ゆっくりと俺は体内にため込んだ空気を出す
俺の下で、
動きに合わせて、
Aの腰も揺れる
しばらくゆっくりと動かしていたけれど
一旦動いを止め手を伸ばし、
枕元にあるパイのイチゴをとり、
自分の口に入れ
それを、歯で少しつぶし
その広がった甘酸っぱさをそのまま、Aの口に移す
イチゴで染色されているのか、
それとも
A自身の血色がいいいのか、
真っ赤に染まったその唇が、
艶っぽくて
俺を翻弄させる
俺の口の中で残るイチゴの香り
イチゴって、こんなに甘かったっけ？
きっと今まで、
しょうちゃんの大事なものを、共有していたのが
俺の手の中にあるという喜びが、
こう、甘くさせたり、熱く感じたりさせるんだと思う
俺は、
覆いかぶさるように
Aを強く抱きしめる
俺のすべてに収まってしまうAの身体
俺は、背中に手をやり、ゆっくりAを抱えて起き上がると
おたがい、向き合った状態になる
すると俺より少しだけ上にいるAが俺を見て
フっと笑う
そして、そのままキスを繰り返す
今日のイチゴは相当甘いらしい
キスをしながら、今度はAの方から、
ゆっくり腰を動かす
「もっと抱き着いていいよ？」
俺がそう言うと
ちょうど、俺の鎖骨あたりに
Aの胸があたってそれを押し付けるようにくっついた
そして、ゆっくりと、
まるで擦りつけるかのように、腰を揺らす
時折、自分のいいところに当たるのか、
声を漏らす
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結愛(プロフ) - 和くんの立場を思うと、やるせないです。しょうくんに依存することでしか生きられない主人公に、少しだけ私と似た部分をかんじました。 (2020年3月3日 20時) (
レス) id: 790ab34727 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - とても面白いお話でした。最後の3話から訳が分からなくなって、何度も読み返しました。和くんの中の主人公が好きという気持ち、しょうくんの部屋での出来事などは全部記憶からなくなってしまったということですよね。しょうくんと主人公の存在も和くんの中から消えた。 (2020年3月3日 20時) (レス) id: 790ab34727 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2020年2月14日 21時
