滴るしずく ページ23
口から滴る赤いしずく
その香りが、俺の寝室を漂う
いつのころだったか、幼い時Aが
いちごのシロップで、
舌を真っ赤にしたときがあったっけ？
でもその時とは、また別なリアルな香り
イチゴの香りとともにまた違った女の香りを香らせる
「ちゃんと口に入れないから、
汁が、垂れてる」
俺がそういいって、
Aの唇を、再度確かめあうように
口づける
その味は、まぎれもなくイチゴで
俺の脳の中をかき乱す
俺の指は、次第にAの下腹部をなで、
その下の茂みに触れる
Aは
俺の指を導きやすいように、
足を少し開いた
「フっ」
思わず失笑する俺
そんな俺に気づいたのか、
ゆっくりと目を開けたA
「さっきは、開けっていったのに、
頑なに開かなかったのに
今度は、自分から、広げるんだ・・・
やらしいね」
俺がそう言うと、
グッと、足に力を入れたA
でも、すでに、俺の指は、Aの茂みの奥に届いていて
「何をいまさら・・・」
と、Aの耳元でつぶやいてやる
「それに、まだ何も触れてないのに・・・欲しがってんじゃん」
と、
人差し指の腹でぷっくりと腫れたその部分に触れる
触れたと同時に、ピクんと小さく震えたA
俺は、さらに耳元で、失笑し
「ほらそれじゃ無理・・力ぬいて？
どうせ、欲しくて、欲しくて、たまんねぇんだろが？」
そう言うと
ジッとしたまま
何も反応してこないAに
さらにもう一度、指の腹を使って何度か軽くこすり上げた
「んなぁっ」
「クっ、なんつぅ
声出しちゃったりしてんのよ
まだ、少し触れただけでしょうが・・・」
口を手で覆いフルフルと首を横に振る
「・・で？欲しいの？欲しくないの？」
と俺はさらに煽る
「・・・欲しい」
かすれる声でそう答えたA
「何？こんなに近くにいるのに・・
聞こえないよ？」
と言って、俺は、
上から、覆いかぶさるように密着し、
指をさらに数回こすると
「あっ・・あぁぁあ」
身動きがとれにくくなったAが
声を上げて
俺の下で、
身体をこわばらせた
「・・も
・・・もっと」
「なに？」
「途中でや・・やだ」
「え？聞こえない」
俺は今度は、少し長めにゆっくりとそこを擦る
少しずつ、Aが汗ばみだし
それに比例するかのように、
呼吸も荒くなり
でも何かに耐えてるように
時折、深く息を吐く
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結愛(プロフ) - 和くんの立場を思うと、やるせないです。しょうくんに依存することでしか生きられない主人公に、少しだけ私と似た部分をかんじました。 (2020年3月3日 20時) (
レス) id: 790ab34727 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - とても面白いお話でした。最後の3話から訳が分からなくなって、何度も読み返しました。和くんの中の主人公が好きという気持ち、しょうくんの部屋での出来事などは全部記憶からなくなってしまったということですよね。しょうくんと主人公の存在も和くんの中から消えた。 (2020年3月3日 20時) (レス) id: 790ab34727 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2020年2月14日 21時
