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「よし、じゃあ翔、海入ろうぜ」
「って
え？」
するとさとみが
「今、この時間の波が一番乗りやすいから」
とつけたした
俺は言われたまま
ロングボードを持ち、
黒川と熱くなった砂浜を走り海に入った
そして、
黒川の見よう見まねで、パドリング開始し
波をまるで、山を越えるかのように、沖に出た
「あれ？黒川って、サーフィンやってたっけ？」
そう言うと、
「昨日、さとみに教えてもらったんだよ」
「へぇ・・・」
と言いながら、俺は、
それをまるで浮のように手で押さえ、
波に揺られていた
「てか、足がつかねぇ」
「当たり前だろうが」
「サメいる？」
「いるかよ、バカ」
「いない？」
「いない・・・
とは言い切れねぇけど・・・」
それを聞いた途端に、
「怖ぇええええ」
と思わず口にした俺
「あはは、ほんと、
俺さ、翔のそのギャップがツボだわ」
「なんだよ・・・」
「とのかく、次、波のタイミングきたら、パッと板に乗るだけ
おまえ、運動神経だけはいいから、
感覚でわかるっしょ」
「は？感覚？」
「そ、感覚・・・ほら来た」
そう言って、
黒川が俺の前でボードに乗り立ち上がると、
そのまま緩く、スーッと前を滑るように通り過ぎた
沖から見て、波ひとつ向こうにテッチがいる
「翔、こうやんのわかった？」
と手を振り、パドリングで、波を超え、俺のところに
行った分、戻って来る
波ねぇ・・・
俺は見よう見マネで
俺は大きそうな波が来たのを見計らって
ボードに乗ろうとするけれど
立ち上がる前に、バランスを崩し、
足のつかない海へと落とされる
そのたびに、
足につないだリシューコードが先に波に押されたボードに引っ張られて
身体が持っていかれる
「ああぁもうっ」
それを見て、黒川が笑う
「何回かしてるうちに、
翔ならすぐできるよ・・・
俺も昨日は最初はそうだったけど
乗れそうな波がわかると結構いける」
そう言って、遠くを見た黒川
そして、
再び来る波に
乗ろうとするも
乗る前に波が俺を通り過ぎる
「あぁくそっ」
そう言って、俺は、再び波を待つ
サーフボードにつかまり、
黒川の視線の先の
浪打際を見ると
ボディーボードで遊ぶリンとさとみ
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紫姫(プロフ) - yuri125さん» そうなんでしすよね、南の島、どうしてあんなにも開放的になれるのかまた、海っていうのも・・・えへへへへへ (2019年8月26日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 環境が変わると、その時の価値観も変わってしまうもので、ただ答えを出すのは難しい、そんな時期を黒川くんに代弁してもらいましたｗ若いっていいなｗ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - 南国に行くと、人って開放的になって、大胆になるのですよね。翔君とリンちゃんも仲がますます深まってますなぁ〜若いってすばらしいですね。更新ありがとうございました。まだまだ残暑は続きます、お身体ご自愛くださいね。 (2019年8月25日 19時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 人それぞれに 悩みや事情があって しかも 大きかったり小さかったり。いくら 幼馴染でもやっぱり男の子って あまり話さないのかも。弱い所を見せたくない的な？ 高校から付き合って来た彼女と 大学入ってから気の合う仲間として過ごして来た相手…気を使わないのは？ (2019年8月23日 8時) (レス) id: 6d9a56911b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ありがとうございます、バタバタしてますが、なんとかっていうか、どんどん自分で忙しくしてますｗあああああぁぁぁｌ (2019年8月20日 22時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年8月6日 0時
