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「黒川、言い過ぎ・・・
ほらリン怒ってるじゃん」
「怒ってないよ
ただ、・・言われてみたら、黒川の言うとおりだなって・・」
「え？」
俺が思わず声をだす
「さっき、さとみが言ってたけど、
ほんとこれからの10年ってさ
人生で節目っていうか、いろいろある年齢じゃん
仕事もだけど、結婚や出産含めて・・・
なんか考えると
ゲッソリしてきた・・」
「おいおいおいおい、
まだ何も始まってないじゃん、ゲッソリすんなよ、ったく、
黒川もさとみも、
ほんっと、マジ気をつけろよ、
昼間といい、今といい・・」
「あはは、ごめんごめん
でも、ちょっと今、リンが羨ましくなちゃった・・・」
「え？」
リンが顔を上げる
「だってさ、やりたいこと入学する前から決めてたんでしょ・・・
それって凄いことだよ、」
「確かになぁ・・・」
「私さ、正直まだわかんないもん・・・
何がしたいのか・・・模索中だよ」
「それこそ、オトナな彼氏と結婚しちゃえばいいんじゃね」
「あぁ、それとそれは別。、
仕事と結婚って、たぶん、男よりも
もっと女はシビアだと思うよ・・・」
・・・
俺の心の底で、この将来に対する不安が
時芽生え始めたんだ
そして、
それは、卒業する間際まで、俺を苦しめることになった・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜
「んん・・・？」
目が覚めると、
そこはリビングのままで
どうやら、
俺は、
その毛の長いラグの上に、
クッションを枕にしてそのまま寝てしまったらしい
そして、俺が抱き枕のように抱えていたのは、
もちろんリンで
俺の胸のあたりでクークー音を立て眠っていた
目が覚めるなり
正常な俺の身体は反応してしまう訳で
俺は抱え込んでいた
足をソッと離した・・・
リンは、俺が少し動いたのに気づいて
目を開けたけれど
すぐに、俺の胸のあたりで小さくなった
俺は、おそらく、
黒川や、さとみが近くにいると思いながらも
まぁいっかとリンを抱きしめた
言い方は違うとはいえ、
外が少しずつ明るくなり始めたころで
ここから見た部屋の雰囲気からも
日本では無いんだなぁとワクワクさせた
「・・翔？」
俺を呼んだリンの声は、少しがさついていて
「ん？どした？
もう少し寝ときなよ」
と
俺は、あごをリンの頭頂部に置いた
するとリンは、またゆっくりと目を閉じた
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紫姫(プロフ) - yuri125さん» そうなんでしすよね、南の島、どうしてあんなにも開放的になれるのかまた、海っていうのも・・・えへへへへへ (2019年8月26日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 環境が変わると、その時の価値観も変わってしまうもので、ただ答えを出すのは難しい、そんな時期を黒川くんに代弁してもらいましたｗ若いっていいなｗ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - 南国に行くと、人って開放的になって、大胆になるのですよね。翔君とリンちゃんも仲がますます深まってますなぁ〜若いってすばらしいですね。更新ありがとうございました。まだまだ残暑は続きます、お身体ご自愛くださいね。 (2019年8月25日 19時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 人それぞれに 悩みや事情があって しかも 大きかったり小さかったり。いくら 幼馴染でもやっぱり男の子って あまり話さないのかも。弱い所を見せたくない的な？ 高校から付き合って来た彼女と 大学入ってから気の合う仲間として過ごして来た相手…気を使わないのは？ (2019年8月23日 8時) (レス) id: 6d9a56911b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ありがとうございます、バタバタしてますが、なんとかっていうか、どんどん自分で忙しくしてますｗあああああぁぁぁｌ (2019年8月20日 22時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年8月6日 0時
