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俺は、手を振って家を出たリンを見送ると、
とりあえず、
リビングに戻り、
ソファーに座る
そして、今度は、別に隠すわけじゃないんだけれど
クッションを、また、腿の上に置いた
ぐるっと部屋を見回す
やはり、落ち着かない
ダメだと思いながらも、
立ち上がって、つい隣の部屋を覗き込んだりしてしまう
すると、隣の部屋に大きな本棚があることに気が付き
俺は、ゆっくりと、その部屋に入った
中に入ると、俺が見ていたのはほんの一部だけで、
ここは書斎かと思わせるほど壁一面の本棚には
たくさんの文庫本から、単庫本、新書、専門書と
様々な分野の本が並んでいた。
その目の前に、「GO」の小説が置いてあり
俺は、それを指触れる
そして、
ふと、初めて、リンと話したあの雨の日のことを思い出した
あの時、リンは、俺が本を読んでいるのを、飾りだと思ったって言ったっけ・・・
「飾りじゃねぇし」
俺は、そのあと、ちゃんとこの本を読んだし、
そして、そのあと、そう
その「GO」の隣にある、「三本の矢」を指で触れる
これも、俺、読んだな
そして、
その並んでいる本を見ると、
俺が今まで読んできたものと被るものがが数多くあり
リンと俺は、傾向がよく似ていると改めて認識する
そして、隣の本棚の前に立つと
そこは、専門書や新書が数多く置いてあり
さすがに、それは、俺も見たことが無いものばかりだった
その本の多くが、江戸から、明治にかけての歴史だったりとか、
政治、経済がほとんどで、
リンがどうして、ここにこだわるのか不思議だった
リンは何か調べているのだろうか・・・
俺は、その１冊を手に取ると
そこには、付箋が張ってあったり、千賀引いてあったり
きっと
それがリンにっとって、重要なことなのかもしれないんだけれど
つなぎ合わせてみても、その共通点が全く分からなかった
そして、その本棚のさらに奥には
声や声帯、発生に関するものや
本やメディアの専門書も、多数ならんでいた
俺は、手に持ったままの本を
ゆっくり戻そうとすると
手を滑らせ、
本を落としてしまう
俺は慌てて、
その本を取ると、
中から、メモが落ちた
そこに書かれた文字を見ると
『１９４５１９５２』
とまるで暗号のように書かれた数字・・
俺は思わず、首を傾げたけれど
そのまま、本にはさみ、本棚に戻した
リンと出会ってから１年
俺の知らないリンがいることに気づいた瞬間だった
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紫姫(プロフ) - yuri125さん» そうなんでしすよね、南の島、どうしてあんなにも開放的になれるのかまた、海っていうのも・・・えへへへへへ (2019年8月26日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 環境が変わると、その時の価値観も変わってしまうもので、ただ答えを出すのは難しい、そんな時期を黒川くんに代弁してもらいましたｗ若いっていいなｗ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - 南国に行くと、人って開放的になって、大胆になるのですよね。翔君とリンちゃんも仲がますます深まってますなぁ〜若いってすばらしいですね。更新ありがとうございました。まだまだ残暑は続きます、お身体ご自愛くださいね。 (2019年8月25日 19時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 人それぞれに 悩みや事情があって しかも 大きかったり小さかったり。いくら 幼馴染でもやっぱり男の子って あまり話さないのかも。弱い所を見せたくない的な？ 高校から付き合って来た彼女と 大学入ってから気の合う仲間として過ごして来た相手…気を使わないのは？ (2019年8月23日 8時) (レス) id: 6d9a56911b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ありがとうございます、バタバタしてますが、なんとかっていうか、どんどん自分で忙しくしてますｗあああああぁぁぁｌ (2019年8月20日 22時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年8月6日 0時
