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「はい、最後のチケットでした。
そのチケットが無くなったら、会えなくなる気がして、
すぐに、ボタンを」
そう言って、クイックするフリをした。
「そっか、え・・
じゃあ、帰りの便は？」
「・・・」
そう・・・私は、肝心なことを忘れていたのだ
私が黙り込んでると
「まさか・・・」
「・・・そのまさかです」
「あぁぁ、マジかぁ・・」
あはははと、大声で笑う。
すると、
タイミングよく、
鍋のような器に入った料理が目の前におかれ
一瞬、もわっと湯気が、私と翔さんの間を立ち上る。
そして、その湯気とともに、香草とトマトの香りが漂った。
「いい香りだ
ね、おいしそうでしょ、っていうか、美味しいんだけどね」
そう言って、翔さんは、私の分をお皿に取り分けてくれた
「すいません、私やります」
と、翔さんの握った、小さなレードルに触れると
「はいっ、だめーっ」
と、わざとらしく、それをよけた
「そうやって、気を使ってるから、心が風邪ひくの
わかる？
っていっても、まぁ、きみにはムリだな・・あれだろ？
ん〜、やらないっと返って気が済まなかったりしない？」
「します・・・」
「ほら・・」
そう言って、お皿を私に渡し、
そして、すぐに自分の器にもる
「たまにはさ・・・こんな日もあってもいいんじゃない？
せっかくの異国の地のバカンスですしぃ」
「・・・はい」
「このさぁ、トマトと貝がさ、
実に良く合うんだよね、ほら、食べてごらん」
そう言って、私に勧めながらも、フォークで、器用に、
自分の口にも運ぶ
「っで、ここですかさず、さっきのワイン
あーっ、マジでうめぇわ」
それが、本当においしそうな顔をしてたので
私もマネして、
フォークで、魚の白身らしきものを口に含む
「あつっ」
予想以上に熱くてびっくりする
あははは
また大笑いした翔さんが
「ほあ・・ちゃんとフーフーしないと・・・
してあげましょうかぁ？」
なんて言うから
「結構です、大丈夫」
と今度は、ゆっくり食べた
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
