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「あはは、そんな顔しない。
今から連れて行ってあげるところも
すごいからさ・・
まぁ、ペーナ宮殿、
ちなみに元々は修道院で、
それが廃墟になったところを、時のフェルナンド王子が
この土地に一目ぼれして、建て直したんだよ」
「フェルナンド・・・」
「歴史の授業で習わなかった？」
「記憶が・・・」
「はははは。まぁ、そんなもんだわ
でも、俺はわかる気がするよ・・・フェルナンド王子の気持ち」
「何がですか？」
「ん？この土地に一目ぼれしたってとこね」
「・・・」
私は、
その黄色い、カラフルなお城を見た
「まぁ、言ってみるならば、リノベーション物件だな」
「なんですか、それなんだか、急に価値観が・・・」
「いや、逆にあがるだろ？」
そう言って、大笑いしながら、車を走らせる
それを見ながら
「翔さんって、よく・・・笑うんですね？」
「そう？逆にきくけど？
Aは、笑わないの？」
「・・・それは・・・笑います」
「だったら、普通じゃね？」
「・・・そうですね」
「あー、っていうかさ、
Aは、最近、笑ってなかったのかもしれないなぁ、
だから、余計、笑ってる人が目につくんだよ・・・
でも、心から、笑うと、幸せな気分になるもんだよ・・・」
「・・・」
わたしは、、恥ずかしながらも、
運転する翔さんの顔をみた
翔さんは、
まっすぐ、前をむいたままだった
光が窓からさしこみ
髪の色が、少し茶色く見えた
そして、瞳も、
少し長めのまつ毛も・・・
「翔さんは、幸せってことですか？」
「ん？今？」
「はい・・・
それだけ笑えるのだったら、
そうなのかなって」
「あぁ・・・
今、俺は、幸せだよ・・・」
そう言って、
目線だけ、私の方に一瞬向けた
「・・まぁ
Aにやっと会うことができたからね・・・」
その言葉が
私をギュッとさせた
私に会えたことが・・
幸せ・・・
最近、自分の事を否定してしまっていただけに
その言葉は響いた
車は、やがて山道を登り始めた。
すれ違うバスや車、そして、徒歩の観光客。
「あ・・これ、一応、車で上がれるところまで、あがるけれど、
そこからは、若干ハイキングだと思って、
心して歩いてね。」
「え・・・」
「大丈夫だよ、
あはは、さっきのロカみたいなもんだから・・・」
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
