友達の夢小説が突っ込みどころ満載だった、、

景色 ページ42

コアは久しぶりの外の景色を見た、、が、嬉しくはなかった
あり得ないくらいに目の前がボヤけているのだ
近づいてやっと何かが分かるくらい




イナバが消える間近に、言っていた、ウサギはあまり目がよくない、、その言葉を思い出す




困ったなぁ、、とコアは頭をかく
正直に言うと、呪霊をどう祓うかも分からないのに、目が悪くなるというハンデは、コアにとってはとてもきつかった





『おい、お前に私の技を教える、いいか、よく見とくんだぞ』




すると、コアの体が勝手に動き出す
どこに行くのかと思えば、竹林に入っていった
そして、一本の竹を見つけると、手を組み、言葉を唱えた



『離付鎖縫(リフサホウ)』




そう唱え触ると、竹は節目のあるところ全てが、切れてバラバラになった
コアはビックリして固まる




『この術は、体の関節、布の縫い目、繋がっている物を繋げたり、切り離すことができる』




チートでは？と思ったコアに、イナバはすかさずデメリットを言う




『これは触れないと意味がない、、遠距離攻撃はきついぞ、、』




あぁなるほど、、ちゃんとデメリットがある
どっかの誰かさんは五条より最強とかほざいてたからな、、、




『が、しかし、それは多分考えなくてもよい、私が自らお前を守るからな』




すると、コアの体の自由がきいた





『仮面を取って自身の影に入れろ』




コアは言われた通りに、右目の仮面を取って、自分の影の上に落とした
すると、仮面は地面に落ちるかと思いきや、影に吸い込まれていった




コアが不思議に思っていると、大きな手が影から出てきた
コアがビックリして尻餅をつくと目の前には大きなツギハギだらけの薄紫のくすんだ色のウサギが、縫われている口を三日月のように歪めて出てきた




『面白い反応を示してくれるなぁ？そうだ、お前に見せたいものがある』




イナバは影の中から大きなクローゼットのような物を取り出した
開けると何かの腕が、、ぶら下がっていた




『これは私のコレクションだ』




コアは気色悪いと顔を歪めたが、後にこれがコアを助けるアイテムだと気づくはずがなかった




その後、コアはイナバにスパルタな特訓をさせられた

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