友達の夢小説が突っ込みどころ満載だった、、

死亡 ページ31

コアはボロボロになっている伏黒から渡された報告書を見る




そこには無機質に虎杖悠仁の死亡が書かれていた
伏黒は無言で部屋にもどって行ってしまった




あれから帰ってきた凛花は少しだけ傷ついていたが、伏黒に比べたら断然軽傷だった




コアは渡された報告書をもって伊地知に会いに行った
きっとあそこにいるのだろう




コアは解剖室にノックをする
中から家入の声が聞こえ入る




そこには心臓を宿儺に抉られた虎杖の死体と、椅子に座っている五条とその横に立つ伊地知がいた





「！！、Aさん！！」





「コア、、、」




五条と伊地知は心配そうに声をかける




「すいません、、これ、、報告書です、、、」




コアは痛々しい虎杖の姿を見たくないので渡したらすぐにその場から離れた




解剖室の扉に背を預ける





「お願い、、早く起きてっ、、起きてっ、、ねぇ、、お願いっ、、、なんで起きないのっ、、、」





なかなか意識が戻らない虎杖に、コアの不安が積もっていく





大丈夫、悠仁なら目覚めてくれる
お願い、、原作通りに動いてっ、、、





すると、中から伊地知の驚いた声が聞こえた




「っ、、、」




コアは扉を急いで開けた
そこには全裸の虎杖が起きていた




「あ、、、、」



「あ、、、、」




二人はフリーズし、コアは「し、失礼しましたぁアアアア！！！」と叫びながら本日二回目、その場から離れた





ドキドキと心臓がなる
良かった、、起きて、、とホッとしたコア





「コア？あぁ！いたいた！おいで」




五条に呼ばれコアは中に入る
ちゃんと服を着ている虎杖に安堵のため息をつく




「良いかいコア、悠仁が生き返ったのは内緒だからね？」





「はい！分かりました」





すると、虎杖が恐る恐るコアに近づいた





「コア、、、ごめんな、絶対に帰ってくるって言ったのに、、死んじまって、、」





「良いよ、こうやって帰ってきてくれたんだから、許すよ」




虎杖はニコッと笑いながらコアに言った




「ただいま、、、コア！」





「おかえり、悠仁君」





二人は笑いあった

無いはずの物語→←やはり残酷で

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す