隙を見せたら食べるよ？【五条悟】

食われる17 ページ24

その後も


『五条くん！……あの………す』




悟「？」




『スタミナって大事だよね！！』




悟「うん………そう､だね？」



こんな事を繰り返して二週間が過ぎてしまった
五条くんを前にするとどうしても言えない
それ以外の事は普通に話せるのに……



『硝子ー！！！！私どうすればいいの！？』




硝「まず落ち着きなよ……」




『うん………』




硝「はっきり言うと私は頑張れとしか言えない｡これはAの気持ちの問題だからね｡ただ､前にも言ったが自分の気持ちに素直に従え」



そうだよね……
私の気持ちを正直に全部伝えよう




『……頑張ってみる｡ありがとう硝子』







．







．


五条くんどこに行ったんだろう……
もしかして任務入ったのかな



伊「あっ如月さん､急なんですが任務が入りまして………行けますか？」




『あぁ……うん｡すぐ行けるよ』




このタイミングで任務か
運悪いなぁ……




『ちなみに伊地知くん､任務の場所は？』




伊「都内の廃墟で､情報によると一級クラスの呪霊がいるそうです」




『都内か｡良かった〜』




伊「何か予定でも？」




『うん｡ちょっとね』




都内なら早く終わらせれば時間ができる
五条くんを探して今度こそちゃんと言うんだ
好きだって



伊「もしかして五条さんですか？」




『え………何でわかったの？』




伊「お二人を見ていればわかります｡他の皆さんも気づいてますし」




『うそ！？』




硝子にはずっと相談してたけど､他の人にまで気づかれてたなんて思わなかった
皆だって仲良いねって言うだけだったし




伊「五条さん､任務の移動中いつも如月さんの事を話してますよ｡それに雰囲気も柔らかくなりますし」



『そうなの？』




伊「えぇ……そろそろ行きますか｡詳しくは本人から聞いてくださいね」




『それは恥ずかしいかな……』

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