思い通じること ページ23
「櫻井さん狭いですけどベッドで」
「……あの、ちょっとよろしいでしょうか」
「はいどうぞ、櫻井くん」
「もしかしなくても別々のおつもりで？」
「一緒に寝ます？」
「俺は何のために来たんだよ！！」
一回自分の家に帰って
シャワー浴びて戻ってきた
「だって狭いよ」
「いいよ、狭くても！」
リビングでテレビ見ながら
そんな話をして結局一緒に寝る事に落ち着いた
「あのさ、」
「うん？」
雰囲気で察してもらおうとするのが
俺の悪いクセだなって気付いたから
改めてちゃんとお互いに認識し合いたいなって思う事がある
「俺らさ…お付き合いしてるじゃないですか」
「あ、はい…させてもらってますね」
「もっと頼ってくれていいからさ、今日の事とか俺が知らなかったら勝手に距離作りそうだし」
「分かった、今度から話すようにする」
「彼氏やらせてもらってますから、これぐらい当たり前に心配させて下さいよ」
「櫻井さんたまに男前ですよね」
「たまには余計だ(笑)あ、そうだ。その櫻井さんってのもさ、下の名前で呼んでよ」
「翔さん…翔くん、翔ちゃん…同い年だもんね、翔くんかな」
「俺初めからAちゃんだからあんま変わんねーけど、気持ち的には愛が加わったから！」
「……たまにとんでもなく恥ずかしい事も言うよね…(笑)」
呆れるような声色で笑ったけど
ほんとは照れてるのかなと思ったり
隣同士でAちゃんはクッションを
抱えてテレビを見てる
付き合ってるって確認出来たし
もうしてもいいよな？
体を起こしてテレビを見ている
Aちゃんの前に顔を出して
？が浮かぶ唇にキスをする
「…ん…」
「…好きだよ」
「……ふふ、…私も好きですよ」
「笑ってんのは何故かな？(笑)」
「なんかドラマみたい(笑)」
ちらりと腕を見れば
さっきまで痛々しく残っていた赤い発疹が
収まってAちゃんの元々の肌に戻っていた
「ロマンチック〜〜！！」
「自分で言うんだ(笑)」
もう一度、キスをする
ほんのり濡れた唇を少し噛んで
自分の体温を移していく
「……っん…」
「…は、…Aちゃん…」
ぎゅっと抱き寄せて
頬を撫でて角度を変えて何度も口付ける
【いかがですか、村尾さん】
【考えさせられる問題ですよね】
お互いに固まった先にいるのは
テレビの中のZERO村尾さん
「今親の前でしてるような気分になったわ…」
「もう遅いし寝よっか…」
「だね、ごめん(笑)」
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くろさき(プロフ) - ゆずみさん» ゆずみ様！コメントありがとうございます。キャラに近付けるように言葉使いを気にしていたのでそう言ってもらえると本当に嬉しいです！ (2016年9月15日 19時) (
レス) id: 50354d859f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみ(プロフ) - はじめまして。毎回の更新楽しみに読ませていただいてます。智ファンですが、翔ちゃんの言葉がほんと翔ちゃんらしくて素晴らしいです。マイペースで翻弄する智くんもこれから楽しみにしてます★ (2016年9月14日 6時) (レス) id: 854b6bd93b (このIDを非表示/違反報告)
くろさき(プロフ) - 菜美恵さん» 菜美恵様！感想下さり本当にありがとうございます。コメント頂けると頑張ろうと思えます！私に対しても配慮して下さり涙が出そうです(´;ω;｀)ありがたく自分のペースで更新していこうと思いますので読んで頂けると幸いです。 (2016年9月13日 2時) (レス) id: b8d4910ead (このIDを非表示/違反報告)
くろさき(プロフ) - keiさん» kei様！感想下さり本当にありがとうございます。凄く書く活力になります！ありがとうございます。話の展開もワクワクして頂けるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (2016年9月13日 2時) (レス) id: b8d4910ead (このIDを非表示/違反報告)
菜美恵(プロフ) - こんばんは。いつも楽しく拝読しています。マネージャーさんに、なるのかな？とか、色々想像しています。ご自分のペースでの更新、楽しみにしています！ (2016年9月11日 22時) (レス) id: ef62e078b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろさき
| 作成日時：2016年8月31日 2時
