二次元しか愛せない系少女、呼び名 ページ38
中也side
「第一、デェトに誘ったのは其方じゃん」
…確かに此奴の云っている事は正論。
うッ、と言葉が詰まる。
「…まぁ…嗚呼…」
少し戸惑う素振りを見せる俺に、嫁愛してるは俺の顔を覗き込む。
「如何したんですか素敵帽子さんらしくないですよ」
目が合った瞬間、俺は直ぐに顔を逸らす。
「煩せェ…っつーか未だその名前で呼ぶのかァ?
もう普通の名前で良くねェか?」
嫁愛してるは、少し考え込む素振りを見せてから、
「そうですね、そうしよう」
「敬体か常体かどちらかに統一しろよ←」
軽く嫁愛してるの頭を叩く。
嫁愛してるは、いてっ、と肩をくすめ乍云う。
〔説明しよう!!
敬体とは〜です、〜ます、等の敬語の事で、
常体とは〜だ、〜である、等の日常的に使われる、所謂タメ口の事だ!!
尚、此れ等は中学生の国語科で習います☆←
by作者〕
「じゃあ何て呼べばいいの?」
俺が叩いた所を、痛い痛いと擦り乍云う。
…そんなに痛かったのか?
「別に何でも」
「じゃあ怪力剛力羅←」
スパァン!!
たまたま横を通った通行人Aの買い物籠にあったスリッパで容赦なく叩く。
おお、良く通る良い音がした。
「スパァンって!!スパァンって!!凄い音したよ今!!」
「限度ってモンがあンだろ手前」
涙目になり乍、叩かれたと所を抑えて云う。
あ、スリッパは丁重にお返しした←
「…中也。これで良い?」
涙袋に涙を貯めて、上目遣いの様な体制でで云う。
「名前呼びかよ…「文句ある?」…いいえ何にも」
「じゃあ、手前はAな」
俺をジト目で見つめ、溜息をはきながら
「…分かった」
と渋々承諾するように云った。
*・・*・・*
俺達は取り敢えず、近くにある大きなショッピングモールへ行く事になった。
…行く所を全く考えて無かったとかそういうものでは無い。うん。
隣で音楽を聴いているAのイヤホンを取り上げ、質問をする。
「っあ、ちょっ…」
「手前、何歳だ?」
Aはイヤホンを取り上げたからか、とても不機嫌そうな顔をし乍、
「十八歳だよ…そう云う中也は?」
と答え、俺にも問う。俺は、
「二十二だ」
と答えると、Aは目を見開いて、此方を見た。
「え…年上だったの…」
如何にも驚いた様な表情、声で云う。
「はぁ?…どう見ても年上だろ」
「え…だって身長h(「また叩かれてェのか」すいません」
ーーー
夢主ちゃんは四捨五入して百六十cm位です('ω')
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時