二次元しか愛せない系少女、相談事 ページ28
中也side
『で、改めまして本題をどうぞ』
聴こえてくるのはだるそうな、眠たそうな声。
どんだけ寝たいンだよ此奴…
とか思うが、又茶番になってもらっても困るので云わないでおく。
「本題…っつーか相談事なんだけどな…」
『へー、それって会ったことも話したことも無い人に話して良い内容なの?』
此奴の云う事は確かに正論。けどなぁ…
「…頼れる奴が手前しかい無かったンだよ」
『何それ二次元伽羅に云われたら死ねそうな台詞じゃん←』
紅葉姐さんは出張へ。
樋口は…一番マシだが最近は忙しそうだし…
銀は…まず女なのか?
最終的に女心の分かっていそうな首領…という選択もあったが、ロリ一色になってしまうので即却下。
黙っている俺を気遣ったのか
『…なんかごめん』
「厭、良い。気にすんな」
何故か謝られた。
嫁愛してるは『ん〜』と背伸びをしている様な声を出し、俺に問いかけた。
『で、内容は一体』
「嗚呼…」
…そういや何聞くか考えてなかった。
何となく此奴が女そうだったから電話をかけて見ただけの事。
何を聞くかなんて全く決めてもいなかった。
そう頭の中を回転させること五分。
『ねぇまだ?…待たされるの嫌いなんだけど』
少しイラついた調子の声が携帯から聞こえる。
嗚呼、早く答えねぇと、何か、何か良い案は…
相手は電話越しでも分かるような不機嫌オーラ的なものが放たれていた。
『もういい?切るよ?』
好い加減彼奴は堪忍袋の緒が切れたのか、乱暴な口調で俺に切ると告げて通話を終了する__筈だった。
『じゃ、ばいば((「デェト!!」…え?』
_切ろうとした彼奴を止めたのは、他でもない、俺だった。
俺は…何故か、良く分からないが、無意識にこう口走っていた。
「俺と、デェトしてくれねぇか?」
『…え??如何した突然…』
戸惑う此奴に声も掛けず、淡々と日時·集合場所を告げる。
「日時は八月十日、山下公園。
九時集合だ。」
『厭、一寸待っ(ピッ
俺は相手の有無聞かずに、『通話終了』を押した。
俺は壁に寄りかかり、ズルズル服と壁が擦れる音をたて乍、床に座る。
「…勢いでデェトに誘っちまった…」
はぁ…と溜息が出る。
会ったことも、見た事も無い奴に突然デェト誘われても、早々来る奴なんてなかなか居ないだろう。
希望は薄いが…此奴に賭けてみるか。
ーー
一寸待って良く分からなくなっ((殴←
山下公園は紅葉姐さんの初登場シーンの公園です!!
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時