二次元しか愛せない系少女、絶賛狙われ中です【文スト】

二次元しか愛せない系少女、寝坊 ページ17

Aside

八月三日、午前十時＿

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…

「…うるさい…」

カチッ

この音が鳴るのは何度目だろう。

確か昨日の…と云うか今日の夜、
午前七時に設定してから何時間経ったのだろう。

私の目覚まし時計は少し特徴的なもので、
携帯で特定の場所で写真を撮らないと
十分おきに鳴り続ける。

…寝起きの悪い私にはピッタリだと思って落としたものの、逆に起きる気が失せてきた(

現在何時かが気になって、少し躊躇いながらも携帯の電源をつけてみる。

『八月三日 AM10:09』

…っえ。

「やっばい起きなきゃじゃん！！！」

布団を勢い良く捲りあげ、急いで布団を整える。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…

「あぁっ！？また鳴り出した！！」

何でこんな忙しい時に！！と愚痴を零し乍、
台所の写真を撮る。

その序にやかんに水を入れ、焜炉で沸かす。

そしてまた部屋へ戻り、衣服棚から適当に
服を取り出す。

ﾋﾟｰｯ

台所から水が沸いた、と知らせる合図が聞こえた。

カーディガンを羽織り乍焜炉の火を止める。
そして戸棚から予め(あらかじめ)引いておいた珈琲豆を、フィルターに通す。

んで、牛乳と砂糖を入れたら完成。

熱々の甘い珈琲を啜りながら、袋入りのパンを頬張る。

すぐ側にあったリモコンでテレビを付け、報道番組のチャンネルに替える。

それと同時に丁度天気予報コーナーが始まった。え、凄くね？←

『＿今日の横浜市の天気は、昨日より高い温度を上回る猛暑日となるでしょう。

予防策として、日傘など持ち歩くと良いでしょう。

次に＿』

「うげ…何でこんな日に限って…」

お天気お姉さんが告げた、『猛暑日』という言葉に嫌気がさす。

十年程昔、猛暑日だと云うのに予防もせずに外で遊んでしまい
日焼けをしてしまった事がある。

その時はもう日焼けした皮膚がヒリヒリして風呂も儘ならなかった。

その出来事から、日焼けだけは絶対に厭だと
云うようになった。

…嗚呼もう、面倒臭いけど日焼け防止のクリーム塗らないと…

厭厭乍も日焼け止めクリームを塗り、
帽子を被って少しヒィルのある靴を履く。

「…銀行と和菓子屋さん寄らないと」

人に会う。少し怖いけれど、頑張らなくては。

「ふぅ…大丈夫。大丈夫」

そう自分を落ち着かせ、外に出る＿

ーーーーーーーーーー

日焼け痛いですよね！？(唐突)

六年生の頃になって死ぬかと思いました(誰も聞いてない←

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