無限列車 ページ43
煙が当たりを覆う
「ハァ…ハァ」
『っ…ゲホッ』
「死ぬな杏寿郎、A」
「(煉獄さん…Aさん)」
「(隙がねぇ…入れねぇ…動きについていけねぇ…
アイツらの周囲は異次元だ。
間合いに入れば死しか無いのを肌で感じる
助太刀に入ったところで足でまといでしかならないと分かるから動けねぇ)」
「生身で削る思いで戦ったとしても全て無駄なんだよ。お前らが俺に喰らわせた素晴しい斬撃もこの通り既に感知してしまった」
『…げほっ』
「ハァ…ハァ」
「だが杏寿郎。お前はどうだ?潰れた左目、砕けた肋骨、傷ついた内蔵、Aに来っては血液型肺に入り込みゴロゴロと音を鳴らしているではないか
もう取り返しがつかない」
あぁ、痛てぇ
寒くなってきたな
「鬼であれば瞬きする間に治る。そんなもの鬼ならばかすり傷だ、どう足掻いても人間では鬼に勝てない」
雨が降り出しそうだ
風が冷たい
ゴオッ
隣から感じる熱
ふはっ
「俺は…俺の責務を全うする!!ここにいる者は誰も死なせない!!」
『あっついな、お前は』
「君も早く刀を構えろ」
『一瞬だ』
「?」
『一瞬で多くの面積を抉れ、俺はお前の一撃が入るように援護する』
「援護か…」
『お前の熱を少しでも冷まさないと炭治郎達も焼け焦げそうだからな』
ニカッと笑うAに煉獄は驚く
こんな笑顔を見たことがなかった
「ゆくぞ」
『あぁ』
炎の呼吸、奥義
『雨の呼吸…』
「素晴らしい闘気だ…それほどの傷を負いながらもその気迫、その精神力…一部の隙のない構え…やはりお前らは鬼になれ!!
俺と永遠に戦い続けよう」
【術式展開、破壊殺・滅式】
「捌昇型・煉獄」
雨燕
「うぉぉおお!!」
声が聞こえた
煉獄の刀は猗窩座の肩から横っ腹まで深々と入り込み刀を握り返し首へと切り掛る
猗窩座は笑っていた
炎が炎柱となり空高く巻き起こる
竜巻のように辺り一面を根こそぎえぐる
トンッ
『
「は…」
爆発
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ゆず@yuzu - テララさん» 更新頑張ってください!現代編とかもう絶対面白い! (2021年1月3日 14時) (レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - ゆず@yuzuさん» もう少し続きます!現代編も是非! (2021年1月2日 12時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず@yuzu - 現代編!!!!!!まって気になる!!!!!! (2021年1月2日 10時) (レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - うる。さん» こんにちは!とても嬉しいです!続編もあるので是非ご覧になってください! (2021年1月2日 0時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
うる。(プロフ) - はじめまして。とても楽しく読ませていただいています!応援しています(^^) (2021年1月1日 4時) (レス) id: c6a0500e78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テララ | 作成日時:2020年12月5日 18時