無限列車 ページ36
『鬼の気配がする…』
あちこちで嫌な気配だ
ボウッと赤い炎が手首から溢れ体を覆う
『炎…まさか』
刀を抜くと太陽の光で地面を色付ける。
人の心を弄び、土足で踏み入るくそ鬼が
『ぶっ殺す』
ビシャッ
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『っ…は!』
目が覚めれば列車の中だった。
急いで刀を持ち周りを見渡せば肉片が形となりうねうねと車両を覆っていた
『なるほど…』
何人か知らない人間が倒れていた。どうやら鬼に手を貸していたのだろう
手首を見れば縄が焦げ切れていた
「…」
『お前は…』
涙を流しながらこちらを真っ直ぐと見る少女
「…泣かないで」
『…』
何を思ったのか急にそんなことを言い出した
『泣いているのは君では無いのか?』
「あ、れ?私、まだ泣いてる」
『…ふは』
「え?」
手をそっと目元に寄せ涙をふいてやる
『危ないから下がってろよ』
「あり…がとう
気をつけてね」
『あぁ』
ゆっくりと刀を抜き腰を低くし構える
『さて…』
あいつの言葉を借りるとすれば
『よもや…だな
雨の呼吸…壱ノ型』
さぁ、鬼狩りの時間だ
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ゆず@yuzu - テララさん» 更新頑張ってください!現代編とかもう絶対面白い! (2021年1月3日 14時) (レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - ゆず@yuzuさん» もう少し続きます!現代編も是非! (2021年1月2日 12時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず@yuzu - 現代編!!!!!!まって気になる!!!!!! (2021年1月2日 10時) (レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - うる。さん» こんにちは!とても嬉しいです!続編もあるので是非ご覧になってください! (2021年1月2日 0時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
うる。(プロフ) - はじめまして。とても楽しく読ませていただいています!応援しています(^^) (2021年1月1日 4時) (レス) id: c6a0500e78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テララ | 作成日時:2020年12月5日 18時