雨の生き様 【煉獄杏寿郎】

柱合会議 ページ11

「どうしたのかな？」

「鬼の女の子はそっぽを向きました

不死川様と雨宮様に刺されていましたが目の前の血濡れの腕を突き出されても我慢して噛まなかったです」



「ではこれで禰豆子が人を襲わない事の証明ができたね」

「！」

『っ…』



「炭治郎、それでもまだ禰豆子を快く思わない者もいるだろう

証明しなければならない、これから

炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦える事役に立てる事」


「(なんだろうこの感じ
ふわふわする…)」


「十二鬼月を倒しておいで。そうしたら皆に認められる、炭治郎の言葉の重みが変わってくる」



「(声？この人の声のせいで頭がふわふわするのか？
不思議な高揚感だ…)





俺は…俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します！
俺と禰豆子が必ず！悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう」


「今の炭治郎には出来ないからまずは十二鬼月を1人倒そうね」

「はい」

プルプルと何人かが笑いを堪えた


「鬼殺隊の柱達は当然抜きん出た才能がある
血を吐くような鍛錬で自らを叩き上げて死線をくぐり十二鬼月をも倒している

だからこそ柱は尊敬され優遇されるんだよ

炭治郎も口の利き方には気をつけるように」



「は、はい」


「それから実弥、小芭内、A。あまり下の子に意地悪しないこと」

「御意」


「…御意」


『ﾁｯ…御意』



「炭治郎の話はこれで終わり、そろそろ柱合会議を始めようか」

柱合会議→←柱合会議

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す