爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part5 (ページ47)

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ヒーロー仮免許取得試験ページ47

『いきがってる割にこんなもんですか先輩方』

Aに大勢で襲いかかってきた他校の生徒達はAの様々な個性で吹き飛ばされたりその場で氷漬けにされていた

『お先に通過させてもらうんで』

ふぅ…と白い息を吐きながら手にしたボールをポインターにつけようとした時氷漬けにされた生徒たちが次々と声を荒らげる

「ふざけんな！！」

「お前まだ1年だろ！？俺たちはもう3年で後がねぇんだよ！」

「そもそもなんでお前なんかがヒーロー仮免試験受けてんだよ！！」

「お前の…お前らのせいでオールマイトもいなくなったんだぞ！！」

罵倒、罵声。

自分自身がテレビの報道で敵に誘拐されたことも世間には知らされている
ましてや雄英体育祭で顔や個性の身バレ

状況は良くない

『だから？』

「はぁ！？」

『確かに私のせいでオールマイトが終わった、私のせいだ。たくさんの人が傷ついた。けど立ち止まる訳には行かないんだよ』

ピタリッとボールを当てるとポインターが光る

『後、私はいくら言われても構わないけど…そのもう1人のあいつの事を悪くいうなら…私は許さない』

「っ…」

『私は、ヒーローにならなくちゃいけない。』

守りたい人がいる

助けたい人がいる

大切な人がいる

難しいことなんて考えたくない

答えはシンプル

『もう負ける訳には行かないんだよ』