爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part5 (ページ18)

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気ページ18

『はい？』

お見舞いで貰ったプリンが口元に付く

「だーから何回言えばわかんだよ」

それを爆豪がタオルで拭く

「エンデヴァーがお前が契約してたアパート解約したってよ」

『なんで！？』

「あたりめーだりろうが混んだけ狙われて且つ攫われて大怪我負ってんだぞそのまま一人暮らしさせるわけいかねーだろうが、ましてやこれから寮生活なんだし契約者そもそもお前名義じゃねぇんだから」

ご最もである

『でも寮生活までどうすんのさ、明日退院なのに』

「それも予定は決まってる心配すんな」

『だからその予定を話せって言ってんだけど』

「…」

『何企んでる…むぐっ』

「黙って食ってろ」

結局面会時間ギリギリになるまで毎日見舞いに来る爆豪、デクやお茶子達も同伴したかったらしいがあまり大勢を受け付けないため爆豪がほぼ単体できていた

『(そういえば…焦凍にあってないな…)』

「これから診察だろ、明日迎えに行くからそれまで大人しくしてろ」

帰り支度を始める爆豪

『あの…さ』

「あ？」

『や…なんでもない』

「…そーかよ」

聞こうと思ったが、やめた
それは何となくでもあるしそうじゃない気もする

「じゃあな」

『ん』

これだけこいつとこんな風に大人しく会話をする日が来るなんて思いもしなかった

何が起こるかわかったもんじゃない

そして二回部屋の扉をノックする音が1人の空間に静かに響いた

「診察の時間です」