欠片2〜アベンジャーズ 〜

新しい生活 ページ37

あれから新しい家にも慣れ
自分より小さい子しかいないせいか
皆んなが可愛くてしょうがない。

最後にさよならした日に
キャプテンからもらった小包を開けてみれば
そこには携帯電話が入っていた。

(………携帯)

電源を入れれば
アベンジャーズ のメンバーの番号が入っていた。

Aはディスプレイに表示された
１人の名前をじっと見つめて

電源を落とした。

ここで連絡を取ってしまえば
きっと寂しくて耐えられなくなるから

それから携帯の電源を入れることはなかった。



Aは学校に行ってなかった間の勉強をしたり
子供の面倒をみたり。

寮母「Aこの家にはなれた？」

「はい。皆んな可愛くて。」

寮母「私の事はお母さんと思って何でも話してね」

手を握られて

(ありがとう、嬉しい。)

寮母「本音を言うとAが来てくれて助かってるの、子供達の面倒もみてくれ」

(できる事は手伝います。)

家の人達とも良好だった

ただ、心に埋まらない穴は
いつまでもかわらない。


その日の夜、Aは走りに行くと
寮母さんに伝えて湖まで走りに出かけた。

子供達が早く寝た時の日課だ。




その頃S.H.I.E.L.Dでは

ナタ「繋がらないわ」

携帯を見つめてはため息をしてる

バナ「Aも忙しいんじゃないか？」

ナタ「キャプテンちゃんと渡したの？」

キャプ「渡した。」

ナタ「ﾊｧ………」

スタ「ナターシャは片思いの恋人を心配してるみたいだな。おっと！」

スタークに蹴りを入れ

ナタ「心配なのよ。」

バナ「連絡が無いって事は上手くいってるって事じゃないのかな？」

スタ「うちのポッツも心配してたけどな。」

ナタ「そういえば、クリントは？」

スタ「あぁ、なんかジェット貸してくれってさ」

ナタ「ジェット？」

バナ「寂しさを紛らわせる為じゃないのかな？口には出さないタイプだからね」

キャプ「………僕も走りに行ってこよう」

キャプテンは走りに出て行った。

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