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クリントとバナー2 ページ26

2人は目を合わし

クリ「どこの胸だ?」

右の胸を指してここだと言う

バナ「それはいつ頃から?」

クリ「悪い奴らに何かされたのか?」

(これは産まれた時からなの、いつもじゃないけど私に乱暴する人を吹き飛ばしちゃうみたい。)

クリ「守ってくれてるのか」

バナ「不思議だな」

(でも力がわかったの10歳の時、それまではこんなじゃなかった。赤ちゃんの時は普通だったって)

バナ「そうか、でも自分を守ってくれてるなんてうらやましいな。」

(死のうとしても死ねない)

バナ「それはどんな状況になるんだい?」

(急に胸が痛くなったり、出した剣で体を切ろうとしたら腕が動かなくなったりその時によって違う)

力の事を少し話していれば

クリ「親は能力者とかではないのか?」

(能力者って何?)

ずっと囚われの身だったAは
外部との接触などあるはずもない

バナ「君が持っている力と違うが、不思議な力が使える人は世界に沢山いるんだよ。」

(そうなの?)

驚き目を丸くする

クリ「だから君だけじゃない。」

(私だけじゃない………。)

少しだけホッとした

バナ「そろそろ、休憩したほうがいい。」

まだ傷がいえてないんだと寝かされる

バナ「僕は先に行くよ。またねA」

(うん)

バナーが、部屋から出て行き
Aはベッドに横になる

クリ「手でも繋いでやろうか?」

意地悪そうに笑うクリント

(………うん)

素直に返事をされると
クリントは少し戸惑ったが
言い出したがゆえ実行に移す

クリ「ほら」

(ありがとう。)

柔らかく小さな手は
クリントの手の中にすっぽり収まる
Aは横になりながら
クリントの顔を見てれば

クリ「なぁ、はじめて会った時、何て言ったんだ?」

(……殺してって)

クリ「………そうか。」

Aの頭を撫でる

(ここにきてどの位?)

クリ「長い。」

(あなたには能力はないの?)

クリ「そうだ。」

(羨ましい……な………)

それを、最後に眠ったA

しばらくして手を離そうとするが
なかなか離れない。

仕方なくクリントはそのままそこにいた。
強く繋がれたら手、少し力を入れたら折れてしまいそうな位細い。

クリ「………綺麗だな。」

Aの寝顔は綺麗でみとれてしまう。

ジッと見つめていれば

(………ママ)

Aの目尻からは一粒の涙が溢れ

クリ「………ハァ」

胸が締め付けられる。

それぞれ任務から帰宅→←クリントとバナー



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ナナミ(プロフ) - ゆかさん» 笑っていただけて幸いです。コメントありがとうございます。 (2020年1月16日 0時) (レス) id: 0f6c4ea22f (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 鍋の蓋で拭いてしまった笑 (2020年1月15日 3時) (レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
ナナミ(プロフ) - 紫陽花さん» コメントありがとうございます。嬉しいです。最後まで書き切れるように頑張ります。 (2019年7月4日 8時) (レス) id: 162c0f6f4e (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - すっごいニヤニヤしちゃう作品で大好きです!いやぁ、キャプテンやっぱりかっこいいですね (2019年7月4日 3時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナナミ | 作成日時:2019年5月22日 23時

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