肆拾玖 ページ3
鬼灯side
A「…というか、今こんなことしてる場合じゃないですね。今日はサタン様が来られるんですから」
鬼灯「……あ…」
そういえばそうだった…
閻魔「あ、って…鬼灯くん、大丈夫?ちゃんとやってよね?」
A「流石にいつものような冷徹ぶりはさらけ出さないとは思いますが…」
閻魔「いーや!鬼灯くんならやりかねない!」
A「…まぁ確かに鬼灯さまですからね」
二人して失礼ですね
……Aさんは許しますが
閻魔「あ、そうそう。Aちゃんって料理できる?」
A「?はい、何でもはできませんが、ある程度のものでしたら…和食はそこそこいける方だと思います…自分では」
閻魔「なら最適だ!ちょっとお願いなんだけどさ、サタン王へのお料理を作ってくれない?」
A「私が、ですか…?」
鬼灯「!それは私がする予定のはずですよ!」
閻魔「それはそうなんだけど…折角鬼灯くんの補佐官になったんだから、少しくらい仕事を任せてあげてもいいんじゃない?」
A「それは同感ですコクコク」
鬼灯「ですが…」
いえ、別にAさんが失敗するとか、そういうことを心配しているわけではないのです
むしろ、Aさんなら任せられると信頼しています
ただ…
なんでしょうか…この胸の蟠りは
閻魔「でもAちゃん、the大和撫子って感じするよね。サタン様、こんな美人と会ったこと無いだろうなぁ…もしかしたら求婚されたりして!」
ドガッ!!!!
閻魔「ヒィィィッ!!」
A「ほ、鬼灯さま…?何故柱を殴るのですか…」
鬼灯「……だ…」
A「?」
鬼灯「…れだ…それだ!それですよ!!」
そうか、そういうことか…
「Aさんの魅力に惹かれ、サタン様がAさんに手を出さないか」
が心配だったのか……
胸の蟠りがなくなった気がした
…まぁ、今度は今度でイライラしますが
鬼灯「閻魔大王、サタン様を案内するのは私ですよね」
閻魔「え?うん、そうだけど?」
鬼灯「…ならいいです」
閻魔「え、いいの?取られないか心配なんじゃない?」
鬼灯「えぇ心配です。なので一緒に作ります」
閻魔「…は?」
鬼灯「そうすることによって夫婦感を出して、「渡さない」アピールをします」
閻魔「遠回しだな!!」
鬼灯「私も夫婦感を味わえるでしょう!」
A「…結局私は作るんですか、作らないんですか…」※作ります
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雲隠+α - 黒鴉さん» お役に立てて何よりデス!!更新待ってますネ〜!! (2020年3月26日 21時) (レス) id: d5c5f2725d (このIDを非表示/違反報告)
黒鴉(プロフ) - 雲隠+αさん» おお!出来ました!感激…本当に有り難うございます。亀更新ではございますが、これからも何卒宜しくお願い致します! (2020年3月26日 1時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
雲隠+α - 黒鴉さん» (center:〜文章〜) とやれば出来ますヨ!!因みに僕はこれで小説かいてまs(( 〜文章〜のところに真ん中に表示したい文字を書いてネ!!更新待ってます!! (2020年3月25日 13時) (レス) id: d5c5f2725d (このIDを非表示/違反報告)
黒鴉(プロフ) - 雲隠+αさん» 初めまして!本当ですか!?スマホ何ですが、よろしければ教えて下さい。お願いします。 (2020年3月21日 2時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
雲隠+α - はじめまして!!【鬼灯の冷徹】面白いですよね!!あ、そういえば質問なんですケド、「空白」って文章を真ん中に表示したいって事ですかネ?((語彙力)) もしそれだったら、僕教えられますヨ!! (2020年3月20日 20時) (レス) id: d5c5f2725d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒鴉 x他1人 | 作成日時:2019年4月4日 15時